ホールコンサートとか野外コンサートで多数の照明・大音量のPAなどで日建のレンタルのようなところから借りた200v三相発電機が活躍しています。 動画の技術的なところを理解できる人なら、いくつかの方法があることはご存じとは思いますが、 ① 出力電圧は変えられるので、調整してR-S-Tそれぞれの線間電圧を173vにして、共通中点を0vと見做して、それぞれの相と中点の間で100vを利用する、中点は地面に接続する方法。PAや電気楽器は、単相100vで動きますから、それらから見て単相100vであればよいんで。勿論、PAや照明、電気楽器での消費電力を考慮して、三相ともバランスがとれるように割り振る人が存在します。 ② R-S-T 線間電圧は200vで出力して、別途単相トランス3台をあたかも三相トランスの如く結線(一時側はデルタでもスターでもよい)して200vを受け、二次側を必ずスター結線にして120度位相のずれた単相100vを3系統取り出す方法、舞台照明のムービングライトはこの方法を取ることが多いでしょう。 ③テレビ局のスタジオ内なら、R-S-Tのどこか一点のみ接地して、線間電圧の200V中点を利用して100vを作る方法、なんてあります。勿論、これだと、あたかも単相3線200vの如く見えるのですけれど、接地してあるのが中点ではないので、対地電圧200vと対地電圧100vで、単相100vを利用する系統も出てきます。 負荷が電熱器レベルなら問題も起こらないのですけれど、PAや音声や楽器でこの系を使うとなると耳に聞こえるノイズに悩まされることになります。エレキギターだと感電ショックが怖いですし。案外と判ってない人が「ここから楽器用の100vをとってください」なんて言ってくるので、人命軽視の現場だなぁ、なんて感じることもあります。(笑) お台場とか…お台場とか…お台場とか…お台場とか…