定義上、「アルコールと酸の脱水縮合反応」がエステル化なので、フェノールをアルコールの亜種であると拡張する立場の人は、あまり気にせず「エステル化」と言う言い方をしていますねー。フェノールの物性上アルコールではないと言う立場の人は、例えば無水酢酸との反応などを「アセチル化」などと称してエステル化と言う言い方を忌避していますねー。現在ではどちらが多いかは流行のようなものなので僕は把握していないのですが、Pine, Mc Marry, Clamで主張が異なるなど、不確定事項なのであまり確定的な言い方はできないですねー。昔、アドレナリンという物質をエピネフリンと改称しようと言う運動があり、僕も薬理のN教授にそう言われたのですが、30年たった今でも混在しています。(むしろアドレナリン優勢?)だから気にしなくて良い話だと思いますよー。