混声合唱とピアノのための「新しい歌」より
Ⅴ.一詩人の最後の歌
作詩:H.アンデルセン 訳詩:山室静 作曲:信長貴富
指揮:木村美幸 ピアノ:金子花重
2013年2月23日(土)
混声合唱団名古屋大学コール・グランツェ第35回記念定期演奏会
第1ステージ 混声合唱とピアノのための「新しい歌」
愛知県芸術劇場コンサートホール
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この組曲は近年人気の作曲家・信長貴富先生が2000年に作曲した組曲で、10年以上経った今でも多くの合唱団で愛唱されています。異なる作者によって『うた』について書かれた5つの詩からできており、詩人の国籍もスペイン、アメリカ、日本…と多様です。一見バラバラに見える5つの詩ですが、どの詩も『うた』というものをまっすぐに書いています。
「音に溢れた現代だが『うた』には渇きを覚えてしまう。『うた』を『ことば』と置き換えてもいいかもしれない」と作曲家が楽譜の冒頭で述べているように、『うた』が足りない現代だからこそ、まっすぐに『うた』を歌うことが重要だと思います。そんな思いから作曲された、個性豊かな5曲の持つ『うた』・『ことば』の新鮮な響きを通して、新しい『うた』を皆様にお届けできれば幸いです。
Ⅴ.一詩人の最後の歌 (作詩:H.アンデルセン 訳詩:山室静)
「人魚姫」「みにくいあひるの子」などで有名な童話の王様・アンデルセンが作詩したこの曲は、題名のとおり死を目前にした詩人の思いを歌っています。死が力強く自分を遠く運んでいくことを望む一方、この世に対する未練も感じており、その2つの相反した感情が現れてきます。曲の最後には感謝の言葉。組曲の最後にふさわしい壮大な曲です。
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8 окт 2024