日本では欠かすことなく連日報じられている、ドジャース・大谷選手のニュース。
それは大谷選手が試合を欠場した日も同じです。
5月12日、大谷選手は敵地・パドレス戦を腰の張りのため欠場しました。その際にも、試合前から日米のメディアが大集結。欠場が決まっていたのにもかかわらず、多くの質問が飛び交いました。
米カリフォルニア州地元紙『スポーツネット・ロサンゼルス』公式Xが公開した取材映像の中で、ダルビッシュ投手との対戦について大谷選手は「楽しみにしていました」と語り、患部についてもこのように説明していました。
「今日は解消されている。僕は出れるかなと思ったんですけど大事を取った感じです」
試合に出場しなくても、その注目度は“異次元”でした。
前日の試合で、腰の張りのため9回の打席で代打を送られたこともあり、いつにも増して注目が集まっていたようです。
米スポーツ専門メディア『ジ・アスレチック』でドジャース番を務めるファビアン・アルダヤ記者は自身のXに、大谷選手がメディア対応する写真とともにこのように投稿しました。
「ショウヘイ・オオタニは（11日の）試合前練習で違和感を抱き始め、試合が進むにつれて悪化したと言及した。でも、今日の方がいいようだ。今日はいつも通り、試合前ルーティンを問題なくこなした」
このように試合に出なくても注目度は桁違いのため、大谷選手の状態を多くの現地メディアが報じています。
米紙『Los Angeles Times』は、大谷選手を休ませる決断をしたチームをこのように評価しました。
「オオタニはプレーできたかもしれないと考えていた。ダルビッシュとの対戦を楽しみにしていたからだ。しかし、デーブ・ロバーツ監督は出場を認めなかった。ロバーツ監督によるオオタニの扱い方は、球団内で最も重要な関係のひとつ。来年、オオタニが投球を再開した時、その関係はさらに重要性を増してくる」
同紙は、大谷選手に休養を命じた指揮官の判断は正しいと記し、このように評価しました。
「監督は監督で、選手は選手。この単純な役割分担は重要選手が関与する場合、複雑になる可能性がある。それでもチームはオオタニの身を守ったのだ」。
さらに、試合後に取材に応じたロバーツ監督は欠場の理由をこのように説明しました。
「彼（大谷）は、休養が自分とチームの利益になると理解してると思う。いまは13連戦の途中なので、少し慎重になりたかった」
こうした対応は、これまで所属してきたエンゼルスでは見られなかったものです。
エンゼルスは大谷選手の意志を尊重するあまり、コンディション面をコントロールできなかったと同紙は指摘しています。
その結果、大谷選手は右肘側副靱帯を損傷してしまい、二度目のトミー・ジョン手術を受けることになったと、2023年シーズンを回顧しました。
その上で、10年という長期契約を見据えたときに、今回の行動は重要だったと言及しています。
「オオタニから（出場するかどうかの）判断権を奪ったのは、ロバーツにとって小さな行動だった。エンゼルスが昨年学んだように、一度関係が確立してしまうとやり直すのが難しい。ドジャースは、エンゼルスほどの偏ったオオタニとの関係性になるわけにはいかない。日曜日はその兆候だった」
このように、エンゼルスとは違ったやり方で大谷選手の体調やパフォーマンスを維持しようとするドジャースの試みが注目を集めています。
今回の動画では、今季大谷選手が積極的に取っている「休養」について、現地の反応や監督、選手の意図がわかるコメントをご紹介していきたいと思います。
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6 сен 2024
