「4月からよろしくね」唯一の1年生　統合先の学校で緊張とワクワクの合同授業〈福島県〉 (23/01/21  

1月18日。福島県伊達市の掛田小学校に近くにある石田小学校の子どもたちがやってきた。
〈少子化や教育環境の整備で閉校〉
全校児童が11人の石田小学校は適切な規模の教育環境を整備するため2023年3月で閉校、掛田小学校に統合される。
2校はこれまで合同授業を通して仲を深めてきたが、この日は統合前最後となる合同授業。
〈石田小 唯一の一年生 遠藤栞さん〉
休み時間にみんなの人気者だったのは石田小学校唯一の1年生、遠藤栞さん。石田小学校では同級生と遊ぶことが出来なかったため、みんなの勢いに少し圧倒された様子も。4月からは23人の友達と一緒に勉強することに。
伊達市立石田小学校・武藤尚子先生：「やっぱいつもよりは緊張してるように思いますあんまり黙って座ってるっていうよりは私と会話しながらいつも授業をしているので」
慣れない集団生活に栞さんの担任の武藤先生も少し心配そう。
〈普段できない経験ばかり〉
児童数が少ない石田小学校では教室やトイレ、廊下などしか掃除が出来ないため、栞さんはこの日初めて体育館を掃除。新しい学校生活は石田小学校での10カ月とは大きく変わるが、栞さんからはこんな言葉が。
遠藤栞さん：「ワクワクします。図工とか生活とかみんなとやるのが楽しいから好きです」
栞さんから新しい友達へ。
「４月からよろしくね」