現代日本政治が専門で、自民党政治刷新本部の有識者メンバーにも入った、東京大学大学院法学政治学研究科教授の谷口将紀さんに、政治資金問題や派閥と政党のあり方、政治改革の方向性について聞いたＢＳテレ東「NIKKEI 日曜サロン」の映像をお伝えします。
「『政治とカネ』いま求められるもの」
自民党派閥の政治資金パーティーをきっかけに再び「政治とカネ」が問題になっている。これからの政治のあり方、今後の改革の方向性について、「経験と知恵を各党が持ち寄って改革合戦が起きてくれないか。改革の競り上げが起きてくることに期待している」と強調しました。
「政治資金をただすには」
政治資金にからんで、いま求められる具体的な改革は何なのか。谷口氏は、「少なくとも３つのレイヤー（層）がある。まず第１の問題としては再発防止、第２に透明性の問題。第３に政党のガバナンスを確立する。そこまで持っていって初めて今回の対策がひとそろえできたことになる」と指摘しました。
「脱・派閥政治への道筋」
自民党政治刷新本部の中間取りまとめでは、「カネと人事」からは決別するとしたものの、事実上、派閥の存続を認めている。派閥のあり方についてどう考えるか聞くと、「派閥がなければ党を運営できないというのは、およそ外国人が理解できることではない。国際標準の党のあり方に持って行くべきだ」と述べました。
◆ＢＳテレ東 「ＮＩＫＫＥＩ 日曜サロン」
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26 янв 2024
