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【アウトドアヒストリーvol.3】プリムスってどんなブランド?【歴史と由来/逸品・銘品/企業概要を紹介】 

OUTDOOR BUYER's GUIDE by WEST
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アウトドアブランドのヒストリーと銘品について徹底解説していきます。
今回は【PRIMUS】です。
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アウトドア用コンロの生みの親でありプリムスの歴史はアウトドア用コンロの歴史といっていいほどの歴史を歩んできたメーカーです。
遡ること1世紀以上前、1882年、スウェーデンでマックス・シーベルト社がカール・リチャード・ナイバーグが発明したガソリンを気化させ火を噴く「ブロー・ランプ」の販売を開始。現在のガストーチのような形状でパラフィン(灯油)を気化させることで溶接や金属加工に仕様されてこの製品は特許を所得します。
同じく1880年代にスウェーデンでフラン・ヴィルヘルム・リンドクヴィストが煤の出ない画期的なストーブを発明します。当時一般的だった灯心を用いたパラフィン(灯油)を燃料とするストーブ、現代でいうとその形状はどちらかというとランタンに近いものに対し、燃料を圧縮し加熱して気化させ燃焼することで煤煙の発生を抑えるという画期的な機構を備えていました。
1892年にこのストーブは「PRIMUS」という名称で量産を開始し、B・A・ヨート社が販売を行いました。ラテン語で「最上」を意味するこのストーブこそ、プリムスの始まりともいえる製品です。
燃焼効率の良い青い炎を持ち、その信頼性と耐久性によって数多くの極地探検に携行され、その名前は世界に広がりました。
一部ご紹介すると、
フリチョフ・ナンセンの北極遠征(1893~1896)
ロアルド・アムンゼンによる南極点人類初到達(1911)
エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイによるエベレスト人類初登頂(1953)など、人類史上に残る冒険の数々をプリムスのストーブが支えていました。
プリムスストーブのヒットにより、パラフィンを燃料とする同型のストーブそのものを「プリムスストーブ」や「プリムス型ストーブ」と呼ぶようになり、多くのブランドがその製造に乗り出すことになります。
まず1895年頃、マックス・シーベルト社から「SVEA」ブランドのパラフィンストーブの販売が開始されます。
スベアは北欧の海上民族の一つの名前からとったということです。
1913年、プリムスの工場から従業員が独立しRADIUS社が創設。
ラジウスとは放射線や光線を表す単語からとったものということです。
この2つのブランドは後発ながらプリムス型ストーブの開発、製造を行い、ラジウスは最後発でシェアを海外に求めたために日本にも早くから入ってきており、当時の山岳書ではストーブのことをプリムスやラジウスと呼んでいるものもありました。
パラフィンストーブの開発がし烈になる中、アウトドア用コンロの世界では「燃料革命」が起こっていきます。
まず1938年にマックス・シーベルト社が世界初のLPガストーチの開発に着手。第二次世界大戦などの影響で開発が中止されたが、1940年代後半に再開。1952年にプロパンを燃料とするトーチバーナーを完成。
プリムスも1949年~1952年にLPガスを燃料とするコンロの開発を行い、1953年に大量生産方式のガスこんろを世界で初めて発売します。
その携行性や手軽さからLPガスは急速に市場を拡大していくことになります。
1959年には、岩谷産業(株)がPRIMUSのLPガスストーブを日本に輸入します。ですがこの頃のガスストーブは比較的大きく携行性に乏しかったのと、日本でまだアウトドアレジャーが盛んではなかったことなどから、一度は輸入をやめることとなります。
1960年代に入るとブランドの統合、各社の方針がはっきりと分かれていきます。
まず1962年にPRIMUSブランドの販売権を持つBAHCO社(前述のB・A・ヨート社の社名変更後)が液体燃料ストーブの製造・販売権を1899年創業のパラフィンストーブを中心としたメーカー、オプティマス社に移譲します。
1966年にはマックス・シーベルト社がBAHCO社からPRIMUSブランドのLPガス部門を吸収し、社名をプリムス・シーベルト社とし、同時にSVEAブランドの液体燃料ストーブの権利をオプティマス社へ売却しました。
プリムスとシーベルトの2社はLPガス器具に特化する方針を鮮明にし、ここで合流することになります。
一方オプティマス社はプリムスとスベア、そしてラジウスの権利を所得し、パラフィンストーブに注力して生き残りをかけていく方針をとりました。
1985年、岩谷産業(株)はプリムス・シーベルト社と合弁会社イワタニ・プリムスを設立し、一度は撤退した日本のマーケットに本格進出します。
この背景にはアウトドアレジャー需要の高まりと共に、1980年代に後にイワタニ・プリムス初代社長となる佐藤功氏が、当時の岩谷産業のドイツ駐在所に勤務していていたとき、ドイツの空港で時間待ちをしていた際、ちょうど隣に座っていた紳士がPRIMUSの営業部長だったそうで、その時に会話を交わしたことが再チャレンジのきっかけになったというエピソードがあります。
この1985年に販売開始したのが、ロングセラー商品の2243バーナーです。
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ヘッドに288個もの炎口を設け安定した火力と、X字ゴトクによる防風性で人気を博し、現在も製造され続ける名品です。
こちらの動画でも詳細にレビューしています。
• PRIMUS【4機種完全解説】今もなお愛され...
同じ1985年に誕生したのが2245ランタンです。こちらも現在まで販売されているロングセラー。
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マイナーチェンジを繰り返して、現行モデルは着火装置と吊り下げ用ベルトが標準装備になっています。
使用マントル:IP-8052N(マントルA)
照度:約370ルクス(Tガス使用時)
ガス消費量:30g/h
燃焼時間:約8時間(IP-250タイプガス使用時)
本体サイズ:8.3×8.3×12.7cm
本体重量:200g
1992年は社名からシーベルトの名前が無くなり、PRIMUS社に社名変更。
90年代以降は特にガスバーナーの分野で業界をリードする画期的製品を次々と発表していきます。
1994年、世界で初めてのチタン製バーナー「EX-ULT-1」を開発、発売。
耐熱耐久性に優れたチタンを使用し当時としては革新的な95gの重量と1インチ(約25mm)の収納を実現。ガスのつまみは珍しい木製でした。
出力:2,700Kcal/h
ガス消費量:225g/h
本体サイズ:125×88×25mm
1998年、現在のバーナーにも仕様されているMFMM(マイクロ・ファイバー・メタル・メッシュ)を初採用したP-121を発売。
MFMMとは、太さがわずか22ミクロンのメタルファイバーを織り込むことで、非常に多孔性のあるメッシュ状のバーナー孔を実現していて、ガスは空気と良く混合される為、バーナーヘッドを囲む風防構造が可能になり、炎の根本が風にあおられず安定した燃焼を実現したものです。
ガスコンロの燃焼には、一時空気(ガスの経路である混合管から取り込む空気)と二次空気(燃焼している炎の回りからとる空気)が必要ですが、プリムスのある気温の低いスウェーデンではこの二次空気を得ようとするとどうしても冷たい空気を取り込む必要があり、折角温めた空気が冷やされてしまう。このため、二次空気をほとんど取り込まない方法はないかと考え、生まれたのがMFMMのバーナーヘッドだったということです。
出力:2,300Kcal/h
重量:101g
本体サイズ:6.6×7.3×3.3cm
1998年、世界で初めてガスカートリッジ、ガソリン、パラフィンオイルを1台で使用可能なEX-MFSを発売。
使用環境によって燃料の使い分けが可能な画期的なこのバーナーはアメリカのバックパッカーズ誌のエディターズチョイス、ヨーロッパのアウトドア誌によるヨーロピアンアウトドアアワードを受賞します。
パラフィンを燃料として使用する場合のみジェットニップルという火口のパーツを取り替えます。
出力:2,500Kcal/h(ガス・ホワイトガソリン)
重量:360g
2002年、スウェーデンのアウトドアカンパニーであるフェニックスグループがプリムス社を買収し、シーベルトは、工業用トーチに特化した別会社となります。
長らく同じ会社であったプリムスとシーベルトはここで分かれることになります。
2003年、点火装置をコンロやランタンに縦型に装備するバーチカルイグニッションシステムを開発し特許を取得。
外付けのタイプも多かった点火装置をバーナー内部から垂直に配置することで壊れにくさとスマートさを獲得し、現在のプリムス製バーナーにも使用されている画期的なシステムです。
2007年、燃焼効率を従来型に比べ2倍に高めたETA POWER(イータ・パワー)を発表。
従来のバーナーとコンロの組み合わせでは熱が40%しか伝わらないところを80%まで効率よく熱を伝えられる構造で、250缶で30食分の食事が作れるというカタログの見出しはインパクトが大きかったです。
2016年、ツーバーナー「オンジャ」をはじめとする「キャンプファイアシリーズ」を展開。
2017年 焚火台「カモト」をはじめとする、オープンファイアシリーズ」を展開するなど、近年はキャンプにフォーカスした商品群にも力を入れています。
そして今年2020年、シングルバーナーの最新作「エッセンシャルトレイルストーブ」を発売。
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最新のラミナー・フロー・バーナーシステムを搭載し非常にシンプルながら十分のスペックに仕上がっています。
こちらも別動画で詳しく解説しています。
• 【プリムス】 新商品 エッセンシャルトレイル...
間もなく130周年を迎えるプリムスですが、まずはガスのシングルバーナーから手に入れてみると、その完成度の高さと品質を最もシンプルに感じることができると思います。
情報提供、引用
イワタニ・プリムス株式会社
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29 окт 2024

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Комментарии : 9   
@やなゆう-h9h
@やなゆう-h9h 4 года назад
知識量がすごいです。まるで、プリムスの社員。
@outdoorbuyersguidebywest8759
@outdoorbuyersguidebywest8759 4 года назад
コメントありがとうございます。励みになります。 今回の動画の為にイワタニ・プリムス社に徹底的に取材させていただきました!これだけの量になってしまうくらいプリムス社の歴史が長くて深いということでもあります。
@やなゆう-h9h
@やなゆう-h9h 4 года назад
West Inside ウエストアウトドア わざわざご返信ありがとうございます。これからも応援させていただきます
@kawa__elec
@kawa__elec 3 года назад
コメント失礼します。 P115.153はイワタニプリムスの商品になりますか。それともプリムスですか? 返答頂いたら嬉しいです。
@outdoorbuyersguidebywest8759
@outdoorbuyersguidebywest8759 3 года назад
コメントありがとうございます。 どちらもプリムスブランドのバーナーですが、日本規格の日本生産となっております。
@bicycletraveler4758
@bicycletraveler4758 3 года назад
Tガス使用時3600カロリーを超えるバーナーはなくなりましたよね
@outdoorbuyersguidebywest8759
@outdoorbuyersguidebywest8759 3 года назад
コメントありがとうございます。 P-173(3800kcal)が2015年に廃番となったのを最後に、現在はP-153(3600kcal)が最高出力モデルとなっていますね。
@日本太郎-j5t
@日本太郎-j5t 3 года назад
プリウスのイントネーションかと思ってた
@outdoorbuyersguidebywest8759
@outdoorbuyersguidebywest8759 3 года назад
コメントありがとうございます。 アウトドア業界では動画内のイントネーションで呼ぶことが多い印象ですね。
Далее
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