まぁしかし同じ”脳内の映像化”でもデヴィッドクローネンバーグとウェスアンダーソンじゃこんなにも違うのか!ってのが最初に思った感想😅。ってくらい濃厚なウェスアンダーソン節でした、個人的にはどっちも好きだけど。 とにかく現場は楽しそうですね😄オールスターキャストではあってもギラギラしたところはまったくなく、既に名を成した俳優たちが好んで楽しそうにやってる空気観が伝わって来ます。 戯曲と言う架空感、そのメイキングと言う実録感、それをTVで放映する複製感、それらを映画として観る我々観客・・・何が実存で何が虚構で一体何を見せられてるのか?😅 戯曲パートの世界がわかりかけたかな?と思うと、突如メイキングTVに引っ張り込まれて、エドワードノートンがまた難しい話し出して、全然頭に入って来ない😅。挙げ句の果てに「目覚めたければ眠れ」とけしかけられてついウトウトと(何とか耐えたけど😅)、もうストーリーなんか追うなって言ってるようなモンですね🤣。 前作「フレンチディスパッチ」(自分にとっての2022 Most Favorite)は、雑誌と言うある意味自分の先生だったメディアの雑多さとパッケージ感が良く出てた。今回もTV黎明期と言う、またもう一人の先生がモチーフになってて、ミステリーゾーンのロッドサーリングみたいな感じは良かったものの、前作を上回るほどではないかな? でも、2Dでシンメトリーなウェスアンダーソン構図に、原色系青空、パステルカラーのインテリアに洋服、フルサイズのアメリカンオートモービル、核実験に宇宙船からのエイリアンと、’50年代ポップカルチャーがいっぱい詰まってて、その辺好物な自分としては2時間弱の幸せ、初回は少し小さめのスクリーンで見たのですぐさま大きなスクリーンで観れるうちに二回目観て来ました。私はそれくらい好きで、こう言うのはいつまででも見てられます😅 PS. ウェスアンダーソン・フィルターをかけると、スカーレットヨハンソンとレアセドゥって完全一致しますね🤣