このサイズで、本格的に録音再生が可能なテープレコーダーは、デジタルマイクロカセット・NT(デジクロ)があります。 切手サイズのテープでサンプリング周波数32kHz、12ビットのデジタルステレオ録音が可能でしたが、頭出しは一切できません。 回転式のヘッドのテープレコーダーでありながらも、珍しくA面とB面があります。 デジクロテープは、データの欠落を防ぐため、再生時は録音時の2倍の速度でテープをトレースしています。 SONY NT-2は、反転時に音切れが生じないメモリーリバース機能も画期的でしたが、頭出し機能はありません。 もっとも、NTと言えば、Microsoft Windows NTのことを指すことが多いです。