【動画の見どころ】
2009年7月5日、中国・新疆ウイグル自治区ウルムチ市で漢族とウイグル族との対立を背景にした大規模な暴動が起きた。
当局の発表ではおよそ200人が死亡した。民族対立が背景といわれているが、暴動には不明な点もまだ多い。
一方でこの時数千人のウイグル族が当局に拘束されたともいわれている。
中国政府は市内で厳戒な警戒態勢を敷きメディアの取材にも大きな規制がかかった。
海外メディアに対しては現場の取材ツアーが組まれ暴動が激しかった場所に案内された。
これは中国共産党がよくとる手法である。
現場となった車の販売店では車も店舗も焼き尽くされており暴動の激しさを物語っていた。
しかし海外メディアのカメラを見つけて集まってきたのは暴動後に当局に家族を連れ去られたウイグル族の女性たちだった。
女性たちは泣き叫びながら夫や家族の身を案じ、現状を訴えた。
それに対して当局は武装警察を動員して混乱を収束させようとした。
その後のウイグル人権弾圧の強化にきっかけになったともいえる2009年のウルムチ暴動。
今の厳しい取材制限では撮影不可能な生のウイグル族の姿を当時のカメラが捉えていた。
人権弾圧問題や欧米企業による新疆綿の使用停止などが国際的にも論争の的となっている中、 新疆で一体何が起きていたのか、FNNのカメラが捉えた当時の取材映像を元に振り返る。
記者 上海支局 山口浩史(当時)
カメラ 上海支局 登島努(当時)
編集 上海支局 田中秀尚
FNNプライムオンライン
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8 сен 2024