メジャーで二刀流として活躍し、ファンのみならず選手たちからも絶賛されている大谷選手。しかし、対戦相手にとっては投手としても打者としても非常に厄介な相手です。2022年の今シーズンは、三振・三振・三振とメジャーの強打者達から数多くの奪三振を奪っています。
特に万全の体調で戦闘モードのスイッチが入っている時の大谷選手は、手も足も出ないような投球をしています。今シーズン、何度も対戦をして苦渋を舐めているレンジャーズのウッドワード監督は次のように語っています。
「あのスライダーはウィッフルボールのようだ。みんな空振りしていた。彼とは対戦したくないよ」
ウィッフルボールとは、おもちゃのような軽いボールで非常によく曲がります。対戦相手の監督からこんな言葉を受けるのは、投手として非常に嬉しいことですよね。
「彼とは対戦したくないよ」と言うのは、負けを認めているようで普通は口にしないものですが、大谷選手の圧倒的な活躍を見せられているため、ユーモアを交えて語ってくれています。レンジャーズのウッドワード監督は大谷ファンであることを公言しており、ウッドワード監督の息子も同じく大谷選手のファンだそうです。
また、日本プロ野球界のレジェンドである落合博満さんも「投手大谷と対戦して見たかったか?」と質問されて、即答で次のように語っていました。
「思わない。どうやって打つんだこのスライダーはって思っちゃう(笑)」
落合氏をも唸らせるあのスライダーは、メジャーリーガー達ですら当てるのが難しいので、落合氏がそう言うのも納得です。曲がり幅が大きく球速も140キロを超えて大きく曲がるスライダーを打つのは至難の業です。スライダーだけでなく、スプリット、カットボール、160キロのストレートと、大谷選手は空振りを取れる球が多くあります。大谷選手が調子の良い時には本当に手も足も出ないような感じになります。
ということで、今回の動画では、投手大谷に対して様々なメジャーリーガー・監督コーチ達が「対戦したくないよ」とユーモアたっぷりに語っている声を元に、投手大谷の恐ろしさを紹介していきます。この動画がよかったらチャンネル登録のほどよろしくお願いいたします!
▼ウッドワード監督の本音の真相
ウッドワード監督を脱帽させた試合は、大谷投手が104年ぶりとなる2桁勝利及び2桁本塁打の歴史的記録を達成するかどうかをかけた大一番です。初回から苦戦を強いられましたが、大谷はギアを入れなおし初回の無死満塁を3者3連続三振を奪い、ピンチを脱しました。試合結果は、大谷投手が好投するが負けてしまい、歴史的快挙は次回の登板にお預け
となりました。ウッドワード監督の試合後のコメントで、AP通信のグレッグ・ビーチャム記者が自身のTwitterでこのように紹介しております。
「大谷とは対戦したくはない。満塁にしたら、彼はギアを1段階上げた。」
このように語っており、初回ノーアウト満塁を3者連続三振に斬り抜けた場面には、脱帽しました。またその際、大谷選手が投げるスライダーにことごとく空振りを奪われてしまいました。ウッドワード監督は次のように語ります。
「スライダーはウィッフルボールのようだ。バットに当てることさえ難しい。
2得点できたのは幸運だった。彼を倒すのは難しい。だから、我々はよくやったんだ」
初回のピンチにはすべてスライダーで三振を奪っており、並の投手とは違ったピッチングを見せられたウッドワード監督でしたが、それでも大谷から勝ち取った白星に対し、ご満悦の様子でした。
ウッドワード監督のコメントを見ても、大谷投手のピンチになったときの集中力には、目を見張るものがあるんだなと改めて感じさせられました。「彼とは対戦したくないよ」
と相手監督に言わせるのは、超一流投手である証と言えるでしょう。
9 сен 2022