【実はすごいやつ】カラスについての雑学 

毎日うちの窓に複数のカラスが慢性的に来るのですが、小さな道路を挟んだ向かい側に大きな林があり、そこにハシブト、ハシボソがかなりの数で、区分けして住んでます。うちには小鳥や室内に烏骨鶏がいる為、最初のうちは遊びに来て帰ってたのですが、真冬の低気温の中、食料不足で大変そうだった為、少しの食料をお裾分けしました。 それがカラス同士のやり取りで伝わり、数羽の父親らしきカラスが、朝早くに1度だけ、お裾分けを貰いに来るようになりました。多分、子育ての準備段階で、背に腹はかえられぬ、、と、嫁カラスに食べさせる為に、貰いに来たような感じです。各自の嫁らしきカラスは、一緒に参上する事はあれど、 お父さんに任せっきりで、離れた所で貰えたのかを見守り、貰えたら夫婦で林に帰宅していたり。うちに訪問するお父さんカラスは、厳しい真冬に申し訳なさそうに朝、窓にやってきます。 人間が介入する事でも無いのですが、なにぶん、お隣さん状態で林に住んでるカラスなので、向こうに死なれる程なら、早朝の挨拶でお裾分けも仕方ないか、、など思って暮らしてます。 で、本題なんですが、このお父さんカラスやお母さんカラスの行儀がやたら良いのです。すごく早い朝に来るのですが、全く鳴かないのです。カーテン開けたら、どこかのお父さんAなり、お父さんＢなりが、ポツンと目の前に佇んでます。 なので、コチラも無言のまま、手渡しのような感じでポイっとお裾分けして、ピシャっとカーテンはすぐ閉じます。おそらく持ち帰って、子供に食べさせるか、嫁に分けてるか、、のような感じです。 そんなある時、お父さんAが私の車に、どこかからモギ取って来た熟した柿を、車のワイパー前に置いてるのを見かけました。、、私にくれてるのは伝わってるけど、甘いのか、渋いのか、地面の落ちてる物か、枝からもいで来たのか不明で、ありがたく部屋に持ち帰りましたが、お父さんAの気持ちは嬉しいけど、食べませんでした。 それから暫くした真冬。お父さんＢなのか、Cなのか不明なお父さんが、貝殻をくわえて、窓のフチに置いて去って行きました。ガンガン、ゴンゴン、窓の下から音がするので覗いたら、昭和シェルのモチーフのような貝殻を置いて、サーっと飛び立つ姿でした。貝殻は、今もありがたく部屋に飾っています。 それから去年の冬、またお父さんCなのか、ドングリを私の車のタイヤ横に置いては去り、置いては去りを繰り返しており、後から見たら、ざっとドングリは6コ程度。私にくれてる感じで、 さすがにドングリは私は食べないので、玄関に飾る事にしました。そして、３日前、丸みを帯びた変わった色の石を、お父さんAなのか、その子供なのか、、、わかりませんが、窓の下のコンクリに運んで来て、 ご丁寧に、3つ、等間隔に並べて林に帰って行きました。石をくれたのは、これで3度目です。 、、、と、長くなりましたが、このように、向こうのカラスにも、人間に何かしてやろう、、、と言う、妙な律儀さか有るようです。彼らお父さん勢は、春になると、必ず今年生まれた我が子を見せに来ます。 子供を目の前で、何やら叱って教育らしき事をしてる姿も度々見かけます。カラスとは、人間が思う以上に、感情が豊かで優しい生き物です。

私はカラスが一羽で河原の小石を加えて20メート位上空に上がり、 それを落とし、落とした石をまた上空で落としを繰り返し遊んでいるのを目撃、急いでビデをカメラで撮ろうとしましたが、間に合いませんでした。次の世はカラスも面白そうですね。

昔父親が道端で網に絡まってバタバタしているカラスを見つけて、「網を外してやるから、おとなしくしているんだよ」って言いながら近づいて行ったら、網が外れりまでおとなしくしていたそうです。私の周りでは、カラスは人の顔を覚えるって信じられていて、カラスに襲われた人は、「あんたが先に、カラスに何かしたんだろう？！」って、襲われた人の方が、悪く言われてしまいます。