古都・奈良で1300年以上の歴史を誇る猿沢池。
世界遺産「興福寺」の五重塔が水面にうつる景観は訪れる人を魅了します。
猿沢池にまつわる石碑には、「濁らず」の文言が…しかし。
言い伝えとは違い、水は濁り、浮遊物が漂っています。
実は水質の悪化が問題となっていて、コイの姿もおぼろげにしか分かりません。
水中カメラで池の中をのぞいてみると。…やはり視界は良くありません。
そこで奈良県は、井戸水を猿沢池に導水しきれいにするという実証実験を始めることにしました。
9月30日。
「今から猿沢池の導水実験を始めさせていただきます!」
汲み上げられた井戸水は、五重塔の隣を通り、猿沢池へ流れ込んでいきます。
その量は一日およそ25万リットル!
25メートルプール0.7杯分にあたります。
結果はどうなったのでしょうか。
8日後・・・
この日は実証実験を始めてから、初の水質調査です。
「まあ。濁りはあまり変わっているようには見えないです。
まだ8日なんでね、なんとも言えないところありますけども…」(県の担当者)
まだ大きな変化は確認できませんでした。
さらに8日後。(実験開始から16日)
池に“ある変化”が見られるようになったということですが・・・
12 сен 2024