【瀧神社】⛩
【創建】天暦年間(947年〜957年)
【祭神】瀬織津姫命 罔象女神
【由緒】高賀山を囲む高賀六社の1社で、板取川の支流の乙狩川沿いにある。
社伝によると、天暦年間(10世紀中頃)、この地に妖怪さるとらへびが住み付き、村人に危害を加えているのを聞いた朝廷が、藤原高光をこの地に遣わし、妖怪を退治させたという。この時、高賀山大本神宮大行事神社(現・高賀神社)を再建し、7昼夜妖怪退治の祈願をしたという。高光が妖怪を追い求めて高賀から乙狩谷に来た時、山全体が黒雲に包まれて進めなくなってしまった。そのとき矢を黒雲の中に放つと雲が無くなり、やがて滝にたどり着いた。この滝の近くの洞がさるとらへびの棲家であった。高光はこの滝で野宿をすると、滝の神々が妖怪を追い払う夢を見た。そこで滝のほとりに祠を建立したのが、瀧神社の始まりと伝わる。
【高賀六社】
高賀山を主峰とした山(瓢ケ岳、今渕ケ岳、片知山など)の山麓にあり、高賀山を囲む6つの神社。かつては『六社めぐり』という、この6社を尾根伝いに1日で歩いて巡る苦行が存在した。
17 сен 2024