【芥川賞受賞作紹介「土の中の子供」中村文則】 

仕事から帰ってきて、ひと息つきながら紳士さんの小説紹介動画を見るのが習慣になっており、今日はどんな小説が取り上げられるのか楽しみにしている自分がいます。小説はいわゆるバズりにくい分野かもしれませんが、私からすれば、どのチャンネルよりも先にチェックするほど価値の高いチャンネルです。是非続けてほしいです。 私は文則さんの小説に救われた一人です。ただ性描写が必ず出てくるので、そこで気が逸れてしまうのがもったいなく感じます。性描写の意図はなんなんですかね。 ただそこを差し引いても、孤独さの描写は圧倒的な吸引力があり、大好きな作家さんです。

この本も読みました。 確かに暗いですね。

分かります！私も最初は暗くて苦手でした。でも、文章中にちょいちょい、ぐっとくる言葉が散りばめてあり、憎いですよね。

不良にタバコを投げるところから始まり、知り合いが臓器を売ったり、なかなかあり得そうにない話ですね。 「あり得ない話を書くな、例えば他人に100万もらうだなんてあり得そうにないことを書いたらダメ」と小説家さんから聞いたことがあります。身近にある狭い世界を、誰もが体験しそうな世界を、壮大に描いている小説が好きです。私のロックンロールは実は普遍的なんでしょうね。

「土の中の子供」、そして併録の「蜘蛛の声」、とてつもなく暗いですよね(^^;) ここまで救いがない？みたいな、、、。 でもこの暗さを味わいたくて中村さん、読んじゃうんですよね、、、笑

不良にタバコを投げるシーンとかもそうですが、気持ちを逆なでする方へと向かって書いてる印象を受けました。白湯子との会話も精彩をわざと削いでるようなかんじですし。後ろ向きでもいいとはおもいますが、あまりピンとこなかったです。

汚い食堂で汚い皿に盛られた汚い炒飯を食べたって言葉遊びが面白いですよね

間違ってたら失礼かもしれませんが、いや、違うか。いや。いけるか。いけるんちゃう。 せーの。 サイゼリア！

銃と昨年の冬君と別れを読み、言語化できない根源的な拒否反応に悩んでいます。又吉さんにも同じ感覚を抱くので出来過ぎとすら感じます。共通点として、古来からある主題をそれらしく書き直したような、同じ時代を生きてる言葉に感じない感覚があるのです。私はどこかおかしいのでしょうか？それともここはいつからか病院だったのでしょうか？