【雰囲気が完璧なSFホラー】SIGNALIS：考察 

クリア後、世界観は好きだけどシナリオがよく分からなかったな…と思っていたので本当に助かりました！細かいところまでスクショ付きで載せて下さってとても分かりやすかったです

・個人的にはこの物語は、アリアーネの生体共鳴によって影響を受けた他のペンローズプログラムの様々なエルスター型が、既に自分のエルスターを失ってしまった冷凍ポッドの中で死にゆくアリアーネとの約束を、アリアーネのエルスター（以後、512エルスター）のかわりに果たしに行く物語であると思います。 ・しかしながら、512エルスターはペルソナ崩壊を起こしており、エルスター型のゲシュタルトに近い特殊な存在のため、完全になり替わることは難しく、離別や記憶エンドのように何度も失敗してしまう。また、512エルスター自身もペルソナ崩壊によってアリアーネを愛してしまい、エンディング前のアリアーネのメモに512エルスターが死んだことについて書かれてない事から、恐らく約束を恐れて自殺した。 ・詳しく書くと長くなるので興味ある人は考察で調べてみてほしいが、最初とエンディング以外はアリア―ネの認識した人物などで構成される生体共鳴によって見せられる世界なのはほぼ確定だと思う。その中でもアドラーとファルケは現実ではないことに気付く。個人的にはファルケは512エルスターではなく、写真で見たエルスター型のゲシュタルトを投影しており、ファルケの「我々は不完全だ」「今、一つに」というセリフはエルスター型とそのゲシュタルトの人格の両方がないと512エルスターにはなれない事を示してると思う。 ・離別エンドや墜落した船の描写の多さから、アリアーネの船は実は未開拓の惑星に墜落した可能性がある。また、エンディング前のメモやループしていること、序盤のプロテクタースーツを着たエルスター型などが見つかる事から、エルスター型の死体は別のペンローズ船のエルスターだと考えられる。 ・遺物エンドは様々な過去のループを経験し約束を果たすのではなく、愛する人と過ごしたいという二人の願いを選択したのではないでしょうか。正直このエンドが一番謎ですが、背景の朽ち具合から恐らく現実であり、唯一のお互いに死を受け入れるエンディングではないかと思います。

最近このゲームをクリアした者ですが膨大な情報を整理してもらってありがたいです。 ところで1:19:00辺りで墓参りしている女性はレベッカではないかと思われます。 「誰？」と思われそうですが医療カルテに『鼻炎治療中』と書いてあったメガネの女性です。 それで別の人の考察で言ってたんですがエルスターはアリーナの隣の人ではなくレベッカが元ネタでは無いかと言われてました。 （白百合を供えているのはアリーナの墓？遺物EDの墓はこれでは？レベッカは実はアリーナが好きだった？） このゲームは平気でプレイヤーのミスリードを誘ってくるのであり得るしおもしろいなぁと思いました。

助かる

キャベツブリなんですが、これは発狂したコリブリのイメージ元なんだと思います。 探索中ちょくちょくいる滅茶苦茶五月蠅いエネミー。（周波数合わせて倒すヤツ） アレがコリブリが病に罹った結果なのは何かのアーカイブに書いてあったはず...... ビジュアルがキャベツブリと酷似しているので、アリアーナのあの落書きが反映されているのかなと。 この線で行くといろいろな種類のエネミー達、彼らはレプリカのモデル毎にで分かれているのかもしれませんね

1:19:10 の6つの石柱は第十二分隊つまりアリーナの仲間の墓石では？ 、十二分隊は全部で8人で石柱の数は6つ、アリーナ・ソウと医療データベースに出てくるレベッカ・リアンで8人になる、手前がレベッカで奥がアリーナかと、白髪なのはアリアーネと重ねられているからでしょう、場所はそう考えてみるとヴェネタかなと、まあ離別エンドで何故ヴェネタにたどり着くんだ？と聞かれたら分かりませんし、 隠しエンドでの石柱の意味もまだ謎ですけど。 追記 シェルピンスキーは惑星レンにあるとの事だけどクトゥルフ的に言えばレン＝レン高原を連想してしまう、レン高原はドリームランドにあるとされている灰色の荒野、ドリームランドはその名の通り夢を見ることつまり眠りにつくことで行ける世界、なにか関係ありそうだけど分からない…

「約束」は本当にLstarがアリアーネを殺す約束なんですかね。アリーナの変容を見るに、エンディングのアリアーネは当人ではなく、死にたい記憶を植え付けられた別人のような気がするんですよね・・・ Lstarには別の目的があるんじゃないかって思います。「遺物」の捧げものからしても「誰か」に記憶を学習させているように見えます。 わたしの憶測ですが、もしかしたらオリジナルアリアーネを作ろうとしてたんじゃないですかね。 あの赤い門が複製装置で本来はLstar512役とアリアーネ役が通ることで遺物にフィードバックループされる仕組みだったのではないでしょうか。 レン星系はアリアーネの故郷だし、アリーナ・ソウというアリアーネのそっくりさんがいたため今回の舞台になったと考えられます。 接続された結果ネガフィルムのように非在の場が生成されてシェルピンスキーが「現像」されたと考えました。 現像された架空のシェルピンスキーでFalkeが先に赤門にたどり着いたせいで異常が起き、Adlerの妨害のせいでループするようになったんじゃないかと考えています。

このゲームをクリアしたあと、すぐに誰かの考察を見ようかと思い、探していたらこの動画を見つけました。自分がプレイしながら、ぼんやりと抱えていた違和感を事細かに拾ってくださっていて（また、この動画で初めて発見させられた点も多々あり）、ありがたいかぎりです。お疲れさまでした。私もこのゲームが好きです。 以下はイザという存在についての私の雑感ですので、無視してくださっても構いません。なにか考察の一助になれば嬉しいです。 さて、動画内では、イザの存在はアリアーネの意志の反映（エルスターに約束を思い出させるための幻影か）ということになっています。イザの存在自体がことシェルピンスキー内においては明らかに不自然なので、私もその考察に同意しますが、ループの観測者の一人であるアドラーの立場からエルスターとイザをシェルピンスキー内の「異物」とする動画内での考え方と、私の考え方には少し違いがあります。アドラーはシェルピンスキーのループに気づいており、固有の意志をもって何回もエルスターを排除しようとしているのは確かです。しかし本当にイザのことも排除しようとしていたのでしょうか。イザの存在は「あのループ」の中では、かなりイレギュラーだった可能性があるのではないかと思うのです。というのも、アドラーは、イザと対峙する回想の場面で、たしか「また同じ光景を見ている」という類のことを示唆しながら、なぜかイザの攻撃を避けませんでした。ループしているアドラーにとってはイザの背後からの攻撃は不意打ちではありえなかったはずなのですが、避けなかったということは、①「それが本当に不意打ちだった」②「あえて避けなかった理由があった」かのどちらかだと思います。①は、イザの行動がアドラーの言っていたような毎ループごとの微妙な「変化」に等しかった、ということを意味します。②の「避けなかった理由」は、イザという幻影の背後にあるアリアーネの意志（動画内ではエルスターとの「約束」への意志）にアドラーがおそらくファルケを通して共鳴し、イザの行動をあらかじめ受け入れていた、ということを意味します。私は結論としてはどちらでもいいと考えていますが「本当にアドラーはイザを排除しようとしているのかどうか」という最初の疑問に戻ると、答えは「そうはいえない」ということにならざるをえませんでした。また、イザは単なる幻影ではなく、もとは別のゲシュタルトだった可能性もありますが、そうなると私が考えられる範囲を超えてしまうので、ここまでにしておきます。

全ての情報が正しいのかは置いといて、すごく興味深い考察でした。このゲームをもっと好きになれました。ありがとう！

ほんとに面白かったです！