皆様ご視聴ありがとうございます。
今回の981 Boxster GTS の試乗動画はいかがでしたか?何か思ったことがあれば気軽にコメントしてくださいね。
てなわけで、普段概要欄なんてめんどくさくて全く書かないのですが、今回からは動画のみでは伝えれなかった部分をこの場で伝えようかなと思ったので、唐突ですが文面でも皆様にこの車のすばらしさを伝えていこうと思います。(ちなみに学生時代は国語が一番苦手だったので期待しないように...笑)
~ 1. 981 Boxster GTSを一言で表すなら? ~
この車に乗って感じたことを一言で表すと
「まずまずの走りと快楽の融合」
かなと思います。いったい何を感じてなぜそう思ったのか?それを紐解いていきましょう↓↓
~ 2. まずまずの走りとは?~
これは語弊があるかもしてませんが忖度なしに思ったことを言います。
主な比較対象は
1.普段僕が乗っている981 ケイマン ベース
2.この車の直前に試乗した991型 911 カレラS
3. この後試乗した981 ケイマンGT4
の3車種になります。
まず、上記の3車種と981 Boxster GTSの最も大きな違いは言うまでもなく屋根が開くか否か。これは"走り"を比較するうえで、かなりのペナルティとなる要素かと思います。
動画で何度も言っている通りボディ剛性が明確に違うのです。なぜここまでボディ剛性の違いが顕著に表れてしまうのかを考えた結果、僕なりの答えが出ました。それは"ボディ剛性"以外の部分が素晴らしいが故に、唯一の欠点のみがもろ目立ってしまう。ではないでしょうか?
ポルシェのサスペンションの完成度には度々驚かされます。
ケイマンを購入し、納車されて初めてハンドルを握って路面の段差を乗り越えたとき、カーブを旋回したとき「なんじゃこりゃ(笑)」とあまりの完成度ににやけた記憶があります。今まで乗ってきた車とは天と地の差でした。同じ道を走っても挙動がまるで違うのです。車体がぶれずに足だけで地面の凹凸やギャップを吸収してしまうのです。
けれども、そこにオープンカーという要素を付け加えるとどうでしょう?素晴らしい足なことに間違いはありません。素性がいいだけに、そこに予期せぬボディのねじれなどオープンカーの欠点となる要素が加わったときに余計に目立ってしまうのではないでしょうか?
僕が出した答えはこれです。異論があればぜひコメント欄にお願いします。
~ 3. 快楽とは ~
これは言うまでもなくサウンドです。排気音です。
981という型式のケイマン・ボクスターは、他のモデル(911など)や旧型・新型(987・718)と比較してもサウンド面で頭一つ抜けた心地よさがあるのはなぜでしょうか。このころの排ガス規制が今より緩かったなど様々な要因はあるかもしれませんが、やはりメーカー側が意図的にアドレナリンがでる官能的なサウンドにチューニングして仕上げたのではないでしょうか?
その理由として、911との差別化と捉えることができると思います。
僕のイメージですが
911=ポルシェ伝統のRRレイアウトを踏襲しつつ、世代交代とともに正常進化を続けるポルシェのフラッグシップ。
ケイマン・ボクスター=性能面ももちろんだが、ドライバーに走る楽しさを提供する車種。
正直な話、レイアウト的にRRとMRでは有利なのはMRに違いありません。ポルシェが本気でMRを仕上げれば、911の性能を上回ることも安易でしょう。
しかし、あくまでポルシェというメーカーのトップに君臨するのは911でなければいけない。簡単には崩すことのできないヒエラルキーがすでに確立されてしまっている。ケイマン・ボクスターの足回りをストラット式から頑なに変更しないところを見てもそれは明白でしょう。
上記のような理由からこの981型を作る際に「性能<楽しさ」と優先順位をはっきりさせた結果、官能的なサウンドと刺激的なバブリングをこの981世代へ与えたのではないでしょうか?
そしてまんまとそのポルシェの戦略にハマった僕らが、「981は音がよすぎる!!」と騒ぎ立てているのでは(笑)
~4. 最後に~
ここまで読んでいただきありがとうございます。僕の勝手な妄想を文書化したら意外と長くなってしまいました(笑)
ということで981 Boxster GTS 改めてどうでしたかね?ほんとによくできた車だと思いますし、気持ちよさも他メーカー含めてもトップクラスだと思われます。皆さんも乗れる機会があればぜひ体験してみてくださいね。ではでは~👋
21 июл 2024