銀色夏生プレゼンツ「Ｂａｌａｎｃｅ」
歌 伊藤七美
銀色夏生が何年かかかって書き溜めた自作の楽曲をアルバムにしようということで、ボーカルを募集。何通かの応募の中で、銀色夏生が一番作品にあった声と思った少女を選んで録音したという 幻のアルバム
～ それは渚でプラトニックで ～
あの日泣いたこと 今ではごめんね
教室のすみでふたりは 笑ってしまったね
みつめてるだけで うれしかったけど
仲良くなれたかわりに ため息がふえた
これが最後ならば何もかもを覚えていたくて
ふと流れだした歌の歌詞に耳をすました
そっとあこがれあう友だちのままいられたらよかった
あなたを困らせるどんなことも もうしないのに
それは渚でプラトニックで
ふいにかなしくなる夕暮れで
いつか今日のこと 思い出すでしょう
ずっとずっと時がすぎたら友だちでいてね
二人でいるのにつらく感じたら
もう会わない方がいいと 前に言ったから
並んで歩くのがはずかしくて 前を歩いた
黙って歩くのがテレくさくて冗談ばっかり
強い風の中でこんなふうに二人は小さく
あなたでないのなら他のだれもほしくないのに
それは渚でプラトニックで
静かに終わってく夕暮れで
あなたは彼女が もういるのだけど
その人よりもあなたに先に出会えたら
なんてね私もかわいくないよね
もうあきらめられるからね もういわないからね
あの日泣いたこと 今ではごめんね
みつめてるだけで うれしかったけど
いつか今日のこと 思い出すでしょう
二人でいるのにつらく感じたら
4 сен 2024
