椚平(くぬぎだいら)のシュウカイドウ(秋海棠)
現在椚平地区のあちこちに自生しているシュウカイドウですが
古老の話によれば、昭和の初め頃には、この地の上の方の斜面
にひっそりと咲いていたくらいであったといい、珍しい植物で
あり、当時の子どもたちの中には密かに自宅の庭に移植した輩
もいたそうです。そのようなことがあってか、地区内にしだい
に広がっていき、くぬぎむら体験交流館の周辺にも自生するよ
うになったようです。
このシュウカイドウは、食糧難のころ茎の皮をむいて塩もみを
して食べたこともあったといいます。また、子供たちは茎の皮
をむいてしゃぶり、しょっぱい味を楽しんだといいます。
近年は、シカの出没も多くなり、農作物以外にもこのシュウカ
イドウも好物?となりまして、ご覧のように保護の柵やネット
などの保護対策を行わないと、全滅状態になってしまいます。
椚平のシュウカイドウをご覧になるため多くの方がおいでにな
るようになりましたので、地元椚平では、ときがわ町のご支援
・ご協力をいただきながら、椚平山野草愛好会が保護活動を行
っております。
どうぞ、椚平の自然を満喫いただければ幸いです。
(椚平のシュウカイドウ群生地の貼り紙より)
一時期は鹿の食害により、花数の少ない年もありましたが、
このような保護対策によって、近年は以前のような大群生を取り戻してきたようです。
開花状況は現在「満開」です。
途中の民家の庭先にも、シュウカイドウが咲いているところもあったりして
この家のおじいさんおばあさんが、昔山から採ってきたものが育っているのかなぁ、なんて。笑
前半の慈光寺でもシュウカイドウが綺麗に咲いていました(^^)
コメントはお気になさらず。
ご覧いただけるだけで感謝ですm(__)m
6 окт 2024