2024年7月31日18時30分ごろ杉並区・武蔵野市に短時間集中豪雨が降った。善福寺川の原寺分橋には武蔵野市の雨水と下水が合流式下水道のため激しく流入してくる。映像は善福寺川に流れ込む武蔵野市からの下水道の排水口の様子です。
観察してみると、手前の川の上流から流れている水量は穏やかにもかかわらず、排水口から流れる水量は波がうなるようだった。幸い川は氾濫しなかったが、周辺道路は内水氾濫した。
7/31東京都を中心とした短時間集中豪雨は川の氾濫による被害ではなく、ほとんどが道路の内水氾濫であったようだ。コンクリートで土を覆っている都心部は雨水を吸収する構造となっていない。いくら巨大なコンクリートで調整池を建設して大雨対策としても、気候変動の速度には追い付いていけない。
善福寺川の流域治水は周辺環境を生かしたグリーンインフラ施策を導入し、武蔵野市からの下水の流入をいかに分散させるかを含めて根本的計画の見直しをしないと次世代にも継続していける治水対策とはならない。
30 июл 2024