古墳時代のさなか、5、6世紀の倭の有力者は貴金属のアクセサリーで着飾っていた。新羅・百済・大加耶から贈られたものや、それを「倭風」にアレンジしたものである。5、6世紀には鉄や金工、須恵器、騎馬などの様々な文化が朝鮮半島から倭にもたらされた。倭の各地の有力者は、朝鮮半島の諸社会と政治経済的につながり、みずからにしたがう人びとに安定して先進の文化を取り入れる機会を提供する必要があった。その実力を表象したのが、貴金属のアクセサリーだった。
特に5、6世紀の九州地域には、アクセサリーで着飾りながら、倭王権の外交活動に参与した上位の有力者や、地域社会の主体的な交渉を実際に担った中間クラスの有力者などが存在した。そのような人びとの姿を明らかにすることで、当時の躍動的な日朝関係の実態が浮き彫りとなる。
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1 дек 2021