アメリカの内戦を描く衝撃作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』の率直な感想を語ろう：第359回 銀幕にポップコーン 

このお三方の映画トーク、それぞれ違う目線で面白いです

私も野津さんが言っていたように内戦が始まる過程が冒頭で描かれるのかと思いましたがいきなりポンと内戦のなかに観客が放り込まれて混乱しました。そしてハリウッドになりがちな家族や子供というのが殆ど出て来ないのもこの映画の冷徹さに繫がっている気がします。 カリフォルニアとテキサスの同盟軍というのは現実と違和感がありましたが現実とリンクさせたくなかったのかもしれませんね。 音は強烈で場面転換に銃声が使われていて心臓が止まるかと思いました。IMAXで見ていたら心臓が止まっていたかも（笑） 最後にジェシーがキルステンの顔を撮影しながら微笑むのはジャーナリストの個人の名声や欲望を優先する偽善を表現していて逆にキルステンはそうした偽善者である事にこの旅を通じて嫌気がさし写真や自分よりジェシーの命を優先したという事なのかと感じました。 そして戦場になっていない農業地帯などでは普通に暮らしているというセリフも現実に戦争屋が常に世界中のどこかで地域紛争を起しビジネスを行っている事を連想しますね。そうみると攻殻機動隊2045で描かれる持続可能戦争というテーマともつながっている気がします。 でも二度見たい映画ではないかなと思いました。

ビンス・マクマホンのドキュメンタリーめっちゃくちゃ面白いです!現代だからこそ振り返れるあの頃の異常な熱気の仕掛け。ぜひ感想レビューお願いします。

場違いな感じの音楽の使われ方がスタンリー・キューブリック監督のフルメタルジャケットを思い出しました。

理解不可能な者との対峙はありますよね…。あのシーンの軍人の赤いサングラスは差別より酷い意味を感じ取りました。彼には肌の色や顔の違い関係無く、全て赤く見え、撃った後も彼の景色はあまり変わらない。

テキサスもヒューストン、オースティン、ダラスとかの大都市は、最近はかなりリベラルだという噂。特に若年層。 更に、税制の違いとかでカリフォルニアからの流入者が激増中だとか。西側連合は十分現実味ある。

山田さんの意見よくわかる　あのシーンが人気のシーンとなっちゃうの含めてグロテスクすぎて

ラストオブアス感あるのわかりますねー

29:55 呑気な人たちの目の前で、彼らがよく知ってる首都を舞台に「リアルな戦争」を演出して見せるという意味で『パト 2』っぽいなと思いました

ほんとに地獄の黙示録みたいな映画でした。 DCに入ってからのジェシーは、覚醒と同時に闇堕ちじゃないけどある種ののゾーンに入りこんでしまい、最終的にジャーナリズムのラインを越えてしまったと描かれているのかなと自分には見えました。 その流れで最後の写真に写る突入した兵士とジョエルのレンズを見る視線が、かなり冷たいものに映りとても印象的だった事も手伝ってそう感じたのですが、最終的に映画の中でラインを越えた是非について問うたり断罪するでもなければ、ジェシーの顔が映される事さえ無くて、判断が観客へ丸っと投げっぱなしにされているのは確かにちょっとずるいですね。 ジェシーの顔が映されないのは「このカメラの視線は観客のお前らの視線だぞ」的なアレかもしれませんが。

タイトルがシビル・ウォーと言うよりは戦場カメラマンなんじゃないか？と思ったり、 舞台は現実のアメリカではなく、どこか架空のアメリカと言う名前のファンタジー世界なんじゃないか？と思ったり 終始、私は何を見せられているんだろう？と言う感じがありました。 内戦と言う重いテーマを持ち出しているにも関わらず、結局スターウォーズのようなVSファシズムの構図にしまうんなら、 もうハリウッドは映画なんて作らなくていいんじゃないかとすら思えました。

ラストシーンのことなので、詳しく書けませんが、アレって新聞の一面に大見出しをつけて掲載できるようなものではないなと思いました。さてさて、なんでそうなったのか？　想像してしまいます。

短編アニメみたいな消化不良気味、ベトナム戦争のサイゴン陥落と南米のとある国の革命を一緒にしたような、恐らく大統領選挙を意識した映画みたいな気がする、特に共和党への当てつけ

女の子は戦場におけるスリリングな興奮に夢中になってる気がしました。 人間の闇ですね。 殺戮がだんだん快楽になっていく。

面白かったけどあんまりここでは評判高くないのか… アジア人差別についてはやっとハリウッドでも取り上げてくれて嬉しかったんだけどなあ…

エンドロールで現像される最後の写真　大統領の死体を囲んで記念撮影　左側に転がる死体は…記者のジョエル？

赤サングラスはjapanと答えても『ジャップか』と言われてヤバそう

マーベル作品に対するカウンターパンチに思えました。現実の世界ではヒーローは存在せず、大虐殺は後に美化され、歴史は作られるのです。

予想通り私にとっては恐怖映画でした。映画館のサラウンドでないと絶対に体験できない恐怖だった。呑気に映画を観てるって感覚は分かる。こうやって映画館で観に行ける国では戦争してないんだよなあ。個人的にはカマラが大統領になった方が内戦の現実味を帯びると思うが。

キルスティンの旦那がジェシープレモンスなんだよね、伸びそうな旦那さんですよね

このシナリオライターには感心しました。 DSが支配する映画業界で､このシビアな話を映画にするには､これしか方法はありません。 娯楽戦争映画を期待する方は観ない方が良いです。

竹島さんのおっしゃる通り、この大統領がトランプを念頭に置いたものならば全てが結びつきます。

内戦中で治安がたださえ悪いのに、ジャーナリスト達が武装の一つもしてないで移動してるのにとても違和感あるのですが、私だけですかね

え、極悪女王やらないんだ