本動画は2020年3月に開催されたプレス内覧会で撮影したもので、撮影当初は公開日が確定してから動画も公開でお願いしますとのことでしたが、先日急に公開OKの連絡が入り、まだ、緊急事態宣言中ということもあり、いつもの形式で動画を撮影することは叶わず、二人で相談した結果、木谷節子さんがご自宅で、ボイスレコーダーで音を録ってもらったものをメール添付でお送り頂き、こちらで撮影した画像と組み合わせて出す事になりました。
この動画はアートは難しいと思っている方に、もっとアートに親しんでほしい、何かきっかけになってもらえば。という気持ちだけで作っている動画なので、展示会のネタバレになるような撮り方や紹介の仕方を本来はしてませんが、今回は開催期間が短くなってしまい、自粛で観に行けない方が多いかもしれないので、いつもより少し多めにご紹介しております。
有事の時に、芸術なんて不謹慎だ!と、おっしゃる方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、沈んだ心を癒してくれるのもまた芸術の力だと信じ、動画作成、そして公開に踏み切りました。
少しでも自粛中の皆さんの気晴らしになり、これを見て自粛明けに本物を見に、国立西洋美術館に足を運んでくれる人が一人でも増えてくれると嬉しいです。
私たちも撮りためたものはあと一本しかなく、それが終わると暫くは動画を出せないかもしれませんが、また動画を出せる日が来たら、また皆さんに見てもらえるようによりよい動画を作成するよう、努力致しますので、それまでお元気でお過ごしくださいませ。
出演、監修 木谷節子 撮影、編集 福田栄美子
本編でご紹介しているコートールド美術館展の動画はこちら
コートールド美術館展
前編
• アートライター木谷節子が「コートールド美術館...
後編
• アートライター木谷節子が「コートールド美術館...
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木谷 節子 アートライター
アートライター。早稲田大学、東京藝術大学芸術学科卒業。現在「婦人公論」「Bunkamura magazine」「ぴあ」ほか雑誌やムックなどでアート情報を執筆。近年は、絵画講座の講師としても活動中。
撮影 福田 栄美子
東京工芸大学短期大学部 写真技術科卒業。ソフトバンクホークスオフィシャル撮影、タレント撮影、レシピ本などの料理写真を数多く手掛ける。Yahooの毎週更新のレシピ動画や、建材メーカー㍿NODAカレンダー、AudiJAPANSalesのカレンダーや広告など幅広く活躍している。
www.nikon-image.com/sp/my_nikk...
題字、タイトルデザイン 福田百花
武蔵野美術大学4年 基礎デザイン学科在学
筑波大学アートライター大賞 優秀賞、学生賞受賞。明治屋、アキレスなどの広告ポスターや販売促進グッズなどのイラストデザインを担当。表参道でふくモモ親子展『「18歳の暗喩」老いては子に従え』というタイトルで初の親子展示を開催。
Yahoo!レシピ動画の動画制作を担当。2019. 11. 07 現在も更新中。
現在、日本デザインセンター、TSDOでアルバイトをしつつ学生をやっている。
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以下、美術展概要
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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
会場:国立西洋美術館
会期:未定~2020年6月14日(日)
※開幕が延期となりました。
開館時間:9:30~17:30
毎週金・土曜日:9:30~20:00
※入館は閉館の30分前まで
巡回:
国立国際美術館
2020年7月7日(火)~10月18日(日)
開幕が延期となりました。開幕後も混雑対策のためチケットの販売方法や展示室への入場方法が変更となる場合があります。
最新情報を展覧会公式サイトで必ずご確認ください。
artexhibition.jp/london2020/
ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、1824年に設立された、西洋絵画に特化した世界屈指の美術館です。本展は、ルネサンスから後期印象派に至る同館所蔵の名品61点をご紹介します。イギリス国外で初めて開催される同館の大規模所蔵作品展である本展では、クリヴェッリの《受胎告知》やゴッホの《ひまわり》など、出品作全てが日本初公開となります。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーのコレクションは、王室コレクションを母体とした他のヨーロッパの大型美術館とは異なり、市民が市民のためにコレクションを持ち寄る形で形成されたことに特徴があります。13世紀後半から20世紀初頭までの幅広い時代と地域をまんべんなく網羅する、「西洋絵画史の教科書」とも言える粒ぞろいの作品によって、その後に作られた北米などの美術館のコレクションの手本ともなってきました。本展は、イギリスで設立された西洋美術の美術館という同館最大の特色を念頭に、以下の7つのテーマによって構成されます。つまり、イタリア・ルネサンス絵画の収集、オランダ絵画の黄金時代、ヴァン・ダイクとイギリス肖像画、グランド・ツアー、スペイン絵画の発見、風景画とピクチャレスク、イギリスにおけるフランス近代美術受容です。本展は、これらを通じて、イギリスにおけるヨーロッパ美術の受容、及びイギリスとヨーロッパ大陸の美術交流の歴史を紐解きながら、西洋絵画史を俯瞰しようとするものです。
6 май 2020