イギリスによるスエズ運河支配のお話。
1956年、エジプトが共産圏の国家との関わりを強める中、アメリカとイギリスはナイル川のアスワン・ハイ・ダムへの出資を取りやめることを決めました。このダムはナイル川で毎年発生する洪水を人類史上初めて制御することになるものでした。(実際、建設されてからは洪水が制御されています。)これはエジプトの農業、食料問題に関して、大変重要な事業でした。
アメリカとイギリスに対抗し、エジプトは重要な国際交易路であるスエズ運河の国有化を決定。イギリスとフランスは石油運搬をエジプトが妨害することを恐れており、外交交渉が失敗したタイミングでイスラエルを口説き、エジプトとの緊張を高めさせて人工的に対立を作り出しました。これをスエズ危機、 第二次中東戦争と言います。
イスラエルはエジプト軍を攻撃し、スエズ運河に侵入しました。するとイギリスとフランスが「平和軍」を派兵し、両国の運河からの撤退を要求したのです。イギリスとフランスは平和のために管理を行うという名目で、スエズ運河をエジプトから奪い取ったのです。
しかしアメリカとソ連はこれに賛成しませんでした。のちにイギリスとフランスはスエズ運河からの撤退を余儀なくされています。これは両国の中東での影響力の弱まりを示し、エジプトの存在感はむしろ高まったのです。
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3 май 2023