5月12日、北海道・小樽市の海岸で衰弱したゴマフアザラシの赤ちゃんが保護されましたが、2日後の14日に死んだことがわかりました。
保護した男性:「大丈夫 大丈夫、悪いことしないよ。具合悪いね、頑張ってもう少しで来るからね」
衰弱したゴマフアザラシの赤ちゃんに声をかける男性。これは5月12日朝の小樽市の海岸です。
釣りに来た30代の男性が生後1か月くらいのオスのゴマフアザラシを見つけました。エサが食べられず弱って海岸に打ち上げられたと見られています。
直射日光が当たらないよう"ひさし"を作る男性。5時間後、おたる水族館に保護されました。おたる水族館では点滴をするなど治療をしましたが、手当の甲斐なく14日に死にました。
北海道内ではこのように毎年衰弱したアザラシが保護されています。
紋別市にあるオホーツクとっかりセンター。
現在飼育されている30頭のうち、27頭は保護されたアザラシです。
オホーツクとっかりセンター 飼育員 岡崎 雅子 飼育員:「みなちゃん。おしりのあたりに傷跡があるが、これは保護した時にケガをしていた」
3歳になるゴマフアザラシのみなちゃん。いろんな芸を身に着けていますがみなちゃんも3年前、保護されました。多い年には10頭ほどのアザラシが保護されますが、助かるのは半分くらい。飼育員の岡崎さんは衰弱したアザラシを見つけた時の注意点をあげます。
オホーツクとっかりセンター 飼育員 岡崎 雅子 飼育員:「まずは絶対触らない。近づきすぎない。アザラシは乾いても平気なので水をかけると体力が奪われるので水はかけない」
衰弱したアザラシを発見した時は触らずに自治体に連絡してほしいということです。
27 окт 2024