東京・上野動物園の赤ちゃんパンダ＝シャンシャンの一般公開が12月19日から始まりました。高い倍率の抽選をくぐり抜け、見事、公開初日にシャンシャンと会えた人からは喜びの声が聞かれました。
ジャイアントパンダのシャンシャンは生まれて半年が過ぎました。これまで映像だけで見てきた愛らしい姿がついに一般公開されるとあって、ファンたちは開園前からパンダグッズを身に着けて準備万端で、シャンシャンに会えるその時を待ちました。
そして午前9時45分、いよいよ一般公開が始まりました。公開初日のシャンシャンは母親のシンシンと一緒に過ごす時間が長く、おっぱいを吸うようなしぐさを見せるなど、少し「甘えん坊モード」にも見えました。滞在時間は1人当たりわずか4、5分ですが、熱心に写真に収める人から興奮のあまり涙を流す人まで、思い思いに特別な時間を過ごしていました。シャンシャンを見た人は「かわいかった」「かわいくて『わあ』という感じ。本当に幸せでした。夢の国です」などと話していました。
公開初日の抽選倍率は約46倍で、シャンシャンブームが加熱する園内には「シャンシャンの抽選を申し込んでいたが外れてしまった。でもパンダを見たいという思いで、子どもと一緒に見に来た。（外れても上野動物園に来たのは）雰囲気だけでも味わいたいなと思って。楽しい雰囲気で、来て良かった」と語る人もいました。
「どうしてもシャンシャンに会いたい」という人のために、上野動物園では19日からパンダ舎のライブ映像をインターネットで配信しています。このほか、2018年2月以降には、現在は2時間半の公開時間を延ばすことを検討していて、より多くの人にシャンシャンの姿を楽しんでもらいたい考えです。
＜シャンシャン一般公開 珍しいぬいぐるみも！＞
赤ちゃんパンダの一般公開に沸く上野動物園では、パンダ舎のすぐ近くにあるグッズ売り場も多くの人でにぎわいました。
ここではぬいぐるみなどが売られていますが、ここだけでしか買えないちょっと珍しいパンダのぬいぐるみもあります。19日から販売が始まったのは「生まれて間もない頃のシャンシャンのぬいぐるみ」です。
まだ黒い模様もない「生まれて2日のシャンシャン」ぬいぐるみ（1728円）は重さが147グラムで、生後2日のシャンシャンの体重と同じです。また「生後10日のシャンシャン」ぬいぐるみ（2376円）は、目や耳に黒いパンダ模様がはっきりと出てきている様子が再現され、重さも284グラムに作られています。
これらのぬいぐるみは上野動物園だけで販売されています。取材時は、普通の白黒のパンダのぬいぐるみよりも売れていました。
5 окт 2024
