ウィリアム・テルの伝説をはじめ、スイスでは弓矢を使った競技が親しまれています。しかし、スイスで一般的な射撃競技とは一線を画す日本の弓道が注目を集めています。矢を的に当てるだけでなく、美しい動作を求める弓道に魅了されたスイス人たちが、昇段試験を目指して日々トレーニングを積んでいます。
先月、スイス西部のマッグリンゲンで開催された国際弓道連盟主催のセミナーでは、日本人講師が美しい矢の放ち方を披露し、各級の昇段試験が行われました。セミナーにはスイスを含む欧州24カ国から参加者が集まりました。その中の一人、65歳のスイス人女性ルート・ギジンさんは、森の中で精神統一を行い、心と体を落ち着けて試験に臨んでいます。
心身の調和を重視する弓道に戸惑う外国人も多い中、スイス人は他のヨーロッパの人々に比べて熱心に弓道に取り組んでいると、範士八段の飯島正大さんは語ります。
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27 авг 2024