2023年10月放送作品
食の多様化、そしてコロナ禍を経て在宅需要が増えたことで、人びとの食生活に対する意識が変化している中、植物性たんぱく質食材である「大豆」とその「発酵食品」が注目されている。日本におけるダイズの栽培も、定説だった弥生時代からではなく縄文時代の中期にはもう始まっていたことが、近年の植物考古学からわかってきた。つまり約6000年もの間、わたしたちは大豆を食べ続けてきたことになる。さらに現在も、新しいダイズの育種(品種改良)が盛んで、たとえば青臭みやえぐ味の無い豆乳用の新品種が開発されるなどしている。また発酵食品としての大豆も、これまでの味噌や醤油や納豆にとどまらず、植物由来の乳酸菌を使った豆乳のヨーグルトが作られるなど、発展を続けている。しかもその植物由来の乳酸菌は、意外な伝統的発酵食品から見い出されたという。動物性たんぱく質に代わる未来の食の主役としても期待されているダイズの特質を再発見し、その研究開発の最前線に迫る。
≪取材協力 50音順≫
熊本大学
JA滋賀蒲生町
東京農業大学
農研機構 西日本農業センター
マルサンアイ
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5 ноя 2023