これはアイヌ史研究家のチュプチセコルさんがかつて経営されていた京都の山科にある駄菓子屋「いっちゃん」の建物です。
チュプチセコルさんが亡くなられてもうだいぶ経ちますが、生前よく町のレコード屋さんや本屋さんでばったり出会うことがあり、よく店内で立ち話などしていたのが個人的には懐かしかったりします。
最初にお会いしたのは私がまだ中学生の頃でしたから時代は70年代でした。
ご本名というか日本名は吉本啓志さんとおっしゃるのですが「アイヌであることは隠すことではない」という考えに至り、二十三歳のときアイヌ語で「月の輪」という意味がある「チュプチセコル」と自らの考えで名乗ることにしたとのこと。
気持がすーっと楽になったそうです。(笑)
生前には近畿や中国地方に残るアイヌゆかりの地をめぐる遠足会「古代のアイヌモシリを訪ねて」という活動などをされていました。
私が中学生の頃にはお母さんと息子さんの二人でこの駄菓子屋「いっちゃん」のお店を切り盛りされていたのですがもうお二人とも故人となられてしまって・・・。
今は無人となっているこのお店の建物だけが残されている状態です。
⇩アイヌの言葉です^^
イランカラㇷ゚テ(Irankarapte.)こんにちは
イヤイライケレ(Iyairaykere.)ありがとうございます
9 сен 2024