テレフォン人生相談 🌞 ＤＶとお金問題で離婚！３つのローンを折半できるか？ 

有責配偶者というのを調べてみましたが、その有責配偶者が別の配偶者に対して離婚を求めることは認められないというのは、例えば問題指摘をされた側がその問題指摘を問題だといい、いじめだといい、相手を叱責し始めるようなそういうことが認められない、というようなケースに該当するのと似たような理由で成立したものではないか、ということです。 関係を壊して初めに相手を裏切った非のある方が、非のない方に対して、更に離別を求めることが信義違反ということが成立するのは、可能性のうち四分の一の場合に限られ、有責配偶者が最初に問題を起こし、別の配偶者がそれでもその有責配偶者と一緒にいたい、という場合だけでしょう。 別の配偶者がもう一緒にいたくないのであれば、有責配偶者が離婚を申し出ても願ったりかなったりのことでしかないでしょう。 するとこの相談のケースはまさに度を越して、たんこぶの上にたんこぶを作っているような矛盾した主張をしているケースです。 有責配偶者とみなされている不倫した妻に対して、事実は不倫を導いた原因が夫にはあるらしいということで、その夫側が、離婚の反対の婚姻関係の継続を求めるということで、借金に対して借金を重ね、火に油を注ぐという完全な矛盾行為をやっているということです。 有責配偶者が離婚を求めることと、真の支配側が離婚を認めず婚姻継続を求めることは、表裏一体です。 ですから、有責配偶者からの離婚要求は認められないというのは、もとに返して、無責配偶者？からの有責配偶者への離婚要求は認められる、それもかなりの重みのあるものとして、ということでしょう。そういう風に理解しない限り、腑に落ちません。 私の経験から言うと、有責配偶者からの離婚要求を認めない配偶者は、有責配偶者とやり直したくて、相手に改心してもらいたいという気持ちからだと思います。そこで、その願いが通じず、有責配偶者に対して愛想を尽かした場合、配偶者は有責配偶者に対して離婚要求をすることに立場が転換するわけです。