『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など、数々の傑作を世に送り出し続けてきた名匠ヴィム・ヴェンダース。彼が長年リスペクトしてやまない役所広司を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた『PERFECT DAYS』が、2023年12月22日より全国公開され、動員48万人を突破、興行収入はまもなく7億円に達し、公開から1ヶ月たってなお劇場は平日、土日も変わらずにぎわいを見せ、公開劇場も増加し続けている。
ヴィム・ヴェンダースが、日本の公共トイレのなかに small sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)を見出し、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追いながら紡いた本作は、世界最高峰の映画賞「第96回アカデミー賞」国際長編映画賞に日本代表作品としてノミネートされ、受賞への期待も高まっている。
このたび、プロデュースを担当した柳井康治のインタビュー動画が公開された。トイレから映画に至った経緯を説明している。
「トイレのプロジェクトをやる前に、清掃がとても大事なことを半分、義務感で」考えていると語り、「形で示す」ことが必要だと思っていたと語る。プロジェクトが始まり、ヴェンダースと話す中で「すっと」腹落ちしたことを明かし、自分の気持ちに気付かされて「すごくうれしかった」という。
ヴェンダースとのやり取りの中で、得たことが大きかった柳井は、主演の役所に対しても「僕の方が気付かされることが多かった」とリスペクトを捧げ、最後に役所が演じた平山というキャラクターに対し「物事に真正面から対峙をするという姿勢とか、こう、そのありよう身につけられたらいいなぁって思う。何かこう、自分ができてないところはすごい見えちゃうから、憧れというよりかは、う〜ん、 反省の方が多いかも」と、素直な気持ちを明かして締めくくっている。
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ヴィム・ヴェンダース、 高崎卓馬
製作:
出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和
製作:MASTER MIND 配給:ビターズ・エンド
2023/日本/カラー/DCP/5.1ch/スタンダード/124分/G
原題:『PERFECT DAYS』
邦題:『PERFECT DAYS』
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15 окт 2024