三熊野神社大祭の祢里行事。
三熊野神社大祭に附け祭りとして神輿渡御に従う13台のネリは、「一本柱万燈型」として分類される屋台で、江戸の三大祭、天下祭りとして知られた神田明神・日枝三王社・深川富岡八幡などの祭礼に明治以前まで曳かれていたネリと同型のもので、本家江戸に今はないだけに貴重なものといえよう。
またネリで演奏される音曲も江戸の天下祭り、とりわけ深川富岡八幡の祭礼囃子の流れをくみ、「大間」「屋台下」「昇殿」「鎌倉」「四丁目」「馬鹿囃子」の曲がある。大間と屋台下は道行の曲、昇殿・鎌倉・四丁目は役太鼓などとも呼ばれ神社拝殿前で奏される。ネリを神社に練りこむときやネリとネリがすれちがうときは馬鹿囃子が奏される。
10 сен 2024