中学球児の“春のセンバツ”高知県中学校選抜野球大会は、29日、準決勝2試合が行われ、香長と西部が30日の決勝に駒を進めました。香長は6年ぶり3回目、西部は2年連続2回目の決勝進出です。
第1試合は安田・芸西連合と香長の対戦。香長は初回、1アウト・ランナー3塁のチャンスで、3番・梶原。
大きな当たりがセンターの頭上を超えました。タイムリーツーベースで1点を先制します。対する安田・芸西は4回、1アウト・ランナー2塁のチャンスで、6番・長谷川。
レフトが打球の処理にもたつく間にランナーが返り、同点に追いつきます。しかし最終回、香長が意地を見せます。1アウト・ランナー1塁・2塁として、2番・田中。
右中間へ決勝タイムリー！ロースコアの接戦を制した香長、6年ぶりの決勝進出です。
（香長 川村宙輝 主将）
「1球1球、緊張感があって、どんな試合になるかわからない情況だったけど、最終回に3点取ってくれたことがけっこう大きかったです。決勝まで来たら優勝を目指すしかないので、優勝目指して頑張ります」
第2試合は、2023年準優勝の西部と明徳義塾の一戦。序盤、勢いに乗ったのは西部でした。2回、ノーアウトでランナー3塁のチャンスを作ると、5番・山下。
センターへ弾き返し1点を先制します。その後も打線がつながり1点を追加した西部は、満塁のチャンスで2番・田村。
走者一掃のタイムリーツーベース。5対0と、序盤から大きくリードします。
対する明徳義塾は4回、2アウト・ランナー1塁・3塁のチャンスを作りますが…西部のファースト・山下のファインプレーに阻まれ、“あと1本”が出ません。
試合はこのまま西部が完封勝利。準優勝した去年も主力だった多くのメンバーが2年連続の決勝進出を決め、目指すは去年の“リベンジ”です。
（西部 西川昂汰 主将）
「県大会で1度、明徳義塾に負けて、その悔しい思いで『私立の明徳・高知を倒す』ために今まで練習して、ここで結果が出たので、めっちゃ嬉しかったです。去年は準優勝だったけど、今年は、ここまで来たので、絶対優勝します」
香長と西部の決勝戦は、春野球場で30日午前9時半プレーボールです。
5 окт 2024
