人を踏み分け炎から逃げた 元広島原爆資料館長の原田浩さん【インタビュー企画「被爆を語る」】 

広島原爆資料館の元館長原田浩さん（84）は、6歳の時、爆心地から約2キロの広島駅で被爆した。父がとっさに自分の上に覆いかぶさって守ってくれ奇跡的に無傷だったが、炎が迫ってきたため、路上で倒れている生死不明の人を踏みながら逃げた。広島市役所に就職し、1993年から97年まで原爆資料館長を務めた。被爆50年の95年には米国スミソニアン航空宇宙博物館で原爆被害の展示を企画したが、米国内の反対で実現できなかった。核兵器をなくす努力をしていかないといけない、広島市民にも同じ方向で動いてほしいと願っている。（聞き手は共同通信・玉井晃平記者）
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