保温折衷苗代は、昭和17年に、軽井沢町生まれの荻原豊次氏が考案した稲作技術です。
当時、稲作技術は今ほど進んでおらず、信州や東北地方等の寒冷地では、苗の発育が悪く不作に悩まされ、それを乗り越える技術開発は国家的課題でした。
そのような中、豊次氏は、果敢に挑戦し失敗に失敗を重ね、新技術を生み出しました。それが保温折衷苗代です。
保温折衷苗代は、品種改良など農業技術の進歩で現在では使用されていませんが、豊次氏は、一大革命を考案した功労を讃えられて、昭和38年に軽井沢町の名誉町民となりました。
撮影 令和3年4月19日(種籾播き、覆土、焼き籾殻播き、油紙敷き)
令和3年5月28日(田植え)
令和3年8月12日(生育状況)
11 авг 2021