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俳優 宝田明氏 「戦後70年 語る・問う」(29) 2015.8.6 

jnpc
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Akira Takarada, Actor
満州(現中国東北部)で育ち、引き揚げ経験がある俳優の宝田明さんが、満州での経験や戦後の歩みなどについて語り、記者の質問に答えた。
司会 川村晃司 日本記者クラブ企画委員(テレビ朝日)
www.jnpc.or.jp/activities/news...
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記者による会見リポート(日本記者クラブ会報2015年9月号に掲載)
「戦争は憎悪しか生まない」
81歳にもかかわらず、相変わらずのダンディー。壇上の宝田明氏は往年の二枚目俳優のオーラを放っている。「ゴジラ」の主役をはじめとする銀幕のスター、そして華やかなミュージカルの舞台でライトを浴びて歌い踊るエンターテイナーのイメージは健在だ。その宝田氏の「憎悪」という感情に翻弄された自らの戦争体験の話は衝撃的だった。
満州鉄道の技師だった父と共に旧満州のハルビンに移り住んだ宝田氏が小学5年生で迎えた終戦。そして、日ソ中立条約を一方的に破って満州に侵攻したソ連軍によって生活を一変させられた。ソ連兵の略奪、凌辱、惨殺を目の当たりにし、自身も腹部に銃撃された経験は、今でもロシアという国に対する憎悪の元になっていると語る。「戦争とはそういうもの。憎悪しか生まない」
また、兄が戦争によって人生を狂わされたことも、宝田氏の安保法制をめぐる今の政治状況に対する強い姿勢に通ずる。「憲法9条は死守しなければならない。戦争は絶対してはならない」と強調する宝田氏に、「歴史を語り継ぐ」姿勢が感じられた。
日本BS放送報道局プロデューサー
三舟 小文

Опубликовано:

 

5 авг 2015

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