【（依頼者）祐大（16）】
円山動物園にあったＳＬの「義経号」。
今はどこに行ったのか教えてください？
北海道初の動物園として
オープンした札幌の円山動物園。
今年で７１周年を迎えました。
そんな円山動物園の一番の魅力は
とにかく動物が近いこと！
迫力のあるいきいきした様子を
間近で観察できるんです。
そんな動物園にＳＬ？
依頼人）６歳の時（１０年前）に
熱帯動物館の前に
展示されていたのを記憶している。
鉄道が好きでよく見に行った。
依頼人が探していたのは、現在閉館してしまった
熱帯動物館の前にあったミニＳＬの義経号。
この義経号は１９７０年に当時の
国鉄苗穂工場で縮尺２分の１の大きさで制作されました。
そもそもＳＬの義経号とは明治時代、道内を走っていた
蒸気機関車で、アメリカから輸入され、
現在は京都の鉄道博物館で展示されています。
依頼人）２か月に１回くらい
動物園に行っていた。
調査員）動物とＳＬでは？
依頼人）鉄道の方が興味あった。
依頼人の思い出がいっぱい詰まった義経号。
現在はどうなってしまったのか
円山動物園に探しに行ってみると…
調査員）コチラが以前
熱帯動物館のあった場所です。
現在はゾウ舎が建っています。
義経号が展示されていた
熱帯動物館は現在円山動物園の
人気者、ゾウが飼育されている
「ゾウ舎」に替わっていました。
義経号のその後についてお客さんに聞いても
客）知らない。聞いたことない。
すると円山動物園から…
『熱帯動物館を取り壊す際に解体・撤去してしまいました』
なんとミニＳＬの義経号はすでになくなってしまったそうです。
調査員ががっかりしてＨＢＣに戻る途中、
タクシーの運転手さんがこんなことを教えてくれました。
タクシー）煙を出していたわけではないが、
（本物のSL）黒くて長いのがあった
タクシーの運転手によると義経号とは別のＳＬが
あったそうです。
実はそのＳＬ、今は三笠にあるそうです。
どうしてもＳＬが見たい！
さっそく調査員は三笠に向かいました。
札幌の円山動物園に展示されていたミニＳＬの義経号。
残念ながら今はもう解体されてなくなってしまっていました。
しかし、円山動物園にはもう１両のＳＬがあったことが判明！
そのＳＬは三笠の鉄道村にあるということで、早速向かいました。
三笠の鉄道村は北海道の鉄道の発祥の地として
歴史的遺産や文化保存のために作られた施設。
本物のＳＬの運転体験もできるんです。
(汽笛の音)
鉄道ファンの夢の国である鉄道村。
円山動物園にあったＳＬはどこに？
鉄道村赤石さん）
コチラが円山動物園にあったＳＬです。
ついに発見しました！
これが円山動物園にあった２両目のＳＬです！
鉄道村赤石さん）
Ｃ１２形蒸気機関車２号機。
蒸気機関車の部類としては小型。
大阪の汽車製造で作られて本州で走る。
最終的には苗穂工場の入れ替え作業専用の機関車として
活躍していたそうです。
実際にこのＳＬは１９６９年まで現役で働き、
翌年に円山動物園で展示され、たくさんの子どもたちと
触れ合ってきました。
歴史的車両を保存するため、
１９８７年にオープンした鉄道村に譲渡されました。
実は案内をしてくれたスタッフの赤石さん、
子どもの時にこのＳＬと円山動物園で
出会っていたそうです。
鉄道村赤石さん）
自分も札幌出身。小さい頃円山動物園にいとこと家族総出で
機関車の前で記念写真を撮影させてもらったことがある。
その時は機関車のことがよくわからなかった。
まさか三笠に来ているとは思わなくて、（再び出会えて）
うれしかったですし、運命的な、こんなところで
出会えるとは！という感じ。
調査依頼はこちら↓
lin.ee/pYvxEEm
www.hbc.co.jp/...
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6 сен 2024
