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かつて 札幌-上野間を走っていた寝台特急「北斗星」
鉄道ファンや利用客から見送られ、2015年に廃止となりましたが…
HBC函館放送局 山口記者
「北斗市の住宅地に置かれているのは惜しまれつつ引退した寝台列車 北斗星です」
北海道南部の北斗市に保存されていた北斗星の車両が、
まもなく生まれ変わろうとしています。
寝台で過ごした時間を、もう一度体験できる施設を
「もうひとホリ」します。
堀 啓知キャスター(2015年取材当時)
「先頭は2台の機関車、おー!ブルートレインです」
北斗星の特徴といえば、
なんといってもブルートレイン、寝台列車であること。
私も廃止直前の2015年に実際に体験しましたが、飛行機とは違い、
17時間かけて上京する旅情あふれる旅でした。
その北斗星引退から1年後。
プロジェクトメンバー 澤田導俊さん(2016年取材当時)
「この歴史を後世に残そう、北斗市に蘇らせよう!」
同じ名前の縁から、引退した北斗星の車両を北斗市で引き取るという
プロジェクトが進められ、クラウドファンディングで集めた資金で
2両を購入。
道南いさりび鉄道の茂辺地(もへじ)駅のそばに置かれ
2016年に公開されました。
マチの観光の目玉となることが期待されていましたが、あれから6年。
プロジェクトメンバー 福地 智さん
「直す前までは、もう穴と錆だらけでもう見られないような状態だったんですけど、何とかこのぐらいまでですけどね」
さびの浮いた車体に、はがれた塗装。
海にほど近い場所で展示されてきた車両は
損傷が激しくなっていました。
このままでは、多くの人の支援で引き取った車両が維持できなくなる。そこで、逆転をかけたアイデアを実行することに。
澤田さん
「一般見学したときに『泊まりたい』っていう声が、皆さんからすごくいただいて、宿泊施設としてもう一度やり直そうって」
2015年に、国内最後のブルートレインだった北斗星が廃止となり
その車両2両が引き取られ、北斗市で展示されてきましたが
老朽化が進行。
そのためゲストハウスとして生まれ変わらせようと、
地元の有志が集まり、改修の資金を出しあいました。
澤田さん
「資金がない中、宿泊施設としてスタートして少しお金が貯まったら、色を塗り直そうっていう当初の計画だったんですが、あまりにも
やっぱり色を塗ってほしいという声が大きかったので、先に色を塗る
費用も銀行から借りて、きれいな形でスタートすると変更しました」
2両あるうちロビー車にはソファーなどが置かれ、
ゆっくり過ごせる共有スペースに。
一方、もう1両の寝台車は…
堀キャスター(2015年取材当時)
「あいにくのくもりです。おそらく今は仙台から福島に向かう途中だと思います」
走る列車の寝台で過ごした記憶が、よみがえること間違いなし。
1室2人まで利用可能な、宿泊スペースとなりました。
簡易宿泊施設のルールで、鍵は掛けられないことになっていて、
カーテンが仕切りになっていますが、車両に設置されていた
シャワーやドライヤーはふたたび使えるように修理済み。
家族連れにはすぐ隣に建てられたトレーラーハウスがオススメ。
窓から車両を眺めて過ごすことができます。
澤田さん
「皆さんが泊まっていただけると、ここが長く保存できるっていう
仕組みを作ってみんなで残していこうというふうに考えてます」
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5 сен 2024