土曜スタジオパーク 清原果耶『おかえりモネ』ヒロインのモネ役を語る 

でしょうね。 特に、2016(平成28)年3月19日土曜日から三期に渡っての全22回放送、NHK放送90年 大河ファンタジー『精霊の守り人』一期にて...。 主人公・カンバル人女用心棒・凄腕の短槍使い・バルサの少女期における鬼気迫る身体能力...。 そのまま成人期の綾瀬はるかへ自然と受け継がれてゆくかのような迫力ぶりでしたね。 もちろん、時代劇初出演・初主演作品としても、2019(令和元)年7月26日金曜日から9月6日金曜日まで全7回放送。 NHK BSプレミアム BS時代劇『螢草 菜々の剣』...。 陰謀で切腹に追い込まれてしまった鏑木藩藩士・安坂長七郎(川口覚)の娘・菜々の清楚かつ凛とした佇まいのみならず...。 柳生新陰流免許皆伝浪人・"だんご平衛さん"こと檀浦五平衛(松尾諭)直伝の俊敏な剣捌きぶり...。 ますます深みを増してゆくかのようでしたね。

今後も長きにわたってNHK朝ドラを意識するにあたって...。 否応なしに向き合わせされること...。 まずは、「ヒロイン」の抜擢について...。 おそらくは、あのNHK放送開始80周年記念番組、2006(平成18)年4月3日月曜日から9月30日土曜日までの全156回放送の津島佑子原案・浅野妙子脚本・NHK朝ドラ『純情きらり』...。 あの1966(昭和41)年放送のNHK朝ドラ『おはなはん』以来のヒロイン・オーディション施行なし...。 すなわち、NHK放送開始80周年記念番組としての意義の重視あって、NHK初の直々に、実力派女優・宮﨑あおい抜擢...。 かの裏事情としては、本放送2年前の2004(平成16)年3月29日月曜日より放送の竹山洋オリジナル脚本『天花』での、オーディション合格の無名の新人ヒロイン・藤澤恵麻が、安易な物語の展開とも相まって、多くの視聴者からの満足のいかなかったために大叩きに遭ってしまった苦いいきさつも、強く後押ししていたのでしょう。 ゆえに、かの『純情きらり』以降は、数年周期を目処にオーディションなしで実力派ヒロインを抜擢する流れになったらしいとか...。 次は、「時間帯」について...。 すでに2000年代半ばからやや低迷しがちになった巻き返しのため...。 2010(平成22)年3月29日月曜日から9月25日土曜日まで全156回放送...。 8時放送初の武良布枝原作・山本むつみ脚本・NHK朝ドラ『ゲゲゲの女房』が...。 そして、直後の情報番組『あさイチ』での「朝ドラ受け」が、それぞれ放送開始...。 平日午前中の学校登校前と会社出身前の気持ちを大きく左右する流れになったこと...。 最後は、「作風」について...。 当然それは、あの賛否両論沸騰いや厳密には殺伐かつ嫌悪感充満が大いに沸騰...。 そう、あの「曰く付きのNHK異色朝ドラ」の「後遺症」からでしょうね。

ことのはじまりは、あの2005(平成17)年7月2日土曜日放送開始早々より賛否両論沸騰ながらも概ね好評だった、遊川和彦オリジナル脚本・日本テレビ異色学園ドラマ『女王の教室』が慢心と傲慢の昂ぶり、ということになってしまったのでしょうか? いわゆる"不幸ネタ"と"炎上ネタ"は高視聴率を獲得できるという自信過剰が昂じて...。 最高潮に達したのが、あの2011(平成23)年10月12日水曜日からの放送とともに視聴率も上昇、12月21日水曜日放送の最終回・第10回では最高視聴率40%超獲得の同局異色ホームドラマ『家政婦のミタ』ということになってしまっただけに...。 それだけにやはり、かの2012(平成14)年10月1日月曜日より放送の遊川和彦オリジナル脚本・NHK異色朝ドラ『純と愛』ヒロインを演じた夏菜ならではの、代償としての呪縛のあまりの大きさ...。 いまだに良くも悪くも突き付けられてしまって...。 ただでさえ倍率高いオーディションをかいくぐって、やっとの想いでようやく掴んだNHK朝ドラヒロインの座だったにも関わらず...。 先の『家政婦のミタ』最終回の最高視聴率40%以上超獲得の慢心と傲慢の最高潮のまま、脚本家直々の現場介入もヒロインへのモラハラ・パワハラ同然のダメ出し全開も、ほぼ日常茶飯事...。 たとえ求められるがまま懸命に応えたとしても...。 「朝っぱらうるせぇドラマだ!!!」 「たいしてかわいくもねえクセしてギャーギャー喚き散らしてんじゃねえよ!!!」 といった、多くの視聴者からの罵詈雑言の抗議の声殺到も、ほぼ日常茶飯事...。 セリフの一字一句と発声と抑揚を重視して撮影現場に立ち会う脚本家・山田太一...。 撮影現場での些細なこだわりを重視かつ徹底(例えば「あの雲どかせ!!!」とか...)の「世界のクロサワ」こと黒澤明監督...。 それぞれからの猿真似に思う存分に酔いしれていたかったのかどうかまでは、いまだに解かりませんけど...。 多くの視聴者の納得できる完成度の高さとは大外れのまま、最後の最後まで強行突破となってしまって...。 以上の狂乱同然の逆境に日々晒されながらも、ヒロインとして日々全力疾走したとしても、最後の最後までかろうじて奮闘して終わったとしても...。 達成感は何一つもなく、ただただ虚脱状態が残っただけ...。 トドメは、ヒロイン・夏菜のこれまですべてを捨石とするかのような踏み台とするかのような反動が、あまりにも大きすぎたからか...。 次の2013(平成25)年4月1日月曜日からの宮藤官九郎オリジナル脚本・NHK異色朝ドラ『あまちゃん』が、放送開始早々より全国的な社会現象となる大ヒット!!!!!! 多くの視聴者からの大好評の声殺到の中...。 「これでやっと、あの爽やかな朝が再び迎えられて、本当に嬉しい!!!!!!」 「これでやっと、あの汚ったねえツラを拝まされることもなくなって、本当にスッキリした!!!!!!」 といった声が何よりも甚大で!!!!!! 特に、かの『純と愛』本放送後半に差し掛かった頃に公表された、NHK朝ドラヒロイン・ビジュアルポスター!!!!!! 夏菜の擦り傷と乾いた泥で薄汚れた頭髪含めた無表情のアップと鼻に貼られた大き目の絆創膏!!!!!! そして、乾いた泥の薄汚れた白シャツの襟元!!!!!! 多くの視聴者たちからの失笑を買ってしまって、駄作の決定打となってしまったのかなあ。 かの札付き脚本家としては...。 「NHK朝ドラ初の嫌われヒロイン」 といった斬新な手法を確立させようとしていたのかまでは、いまだに解からないにしても...。 やはり、ヒロイン・夏菜の大打撃はあまりにも酷過ぎましたからね!!!!!! いち札付き脚本家による...。 「NHK朝ドラをぶっ壊す」 といった既成概念の打破をエラそうに掲げた結果...。 NHK朝ドラそのものをぶっ壊しただけにとどまらず、ヒロインそのものもぶっ壊した!!!!!! と言っても過言じゃないでしょう!!!!!! 現に、夏菜本人は『あまちゃん』全国的社会現象真っ只中の下、かの『純と愛』の撮影現場での悪夢と高視聴率への意識の呪縛に苛まれっぱなしで、全然身動き取れないまま、酒浸りになるばかりだったとか!!!??? たとえ、漫画原作やアニメそれぞれの安易な実写化作品が多く蔓延する中にありながらも...。 「常にオリジナル脚本で勝負する」 という気概を実感できたとしても、です。 どうしてもNHK朝ドラともなれば、老若男女関係なしに、全国区を基準とした毎朝のニュースや天気予報いざ緊急災害発生状況の確認も兼ねた目ざまし時計代わりであることと...。 朝ドラ放送終了直後の情報番組『あさイチ』での"朝ドラ受け"による和気藹々とした雰囲気による相乗効果の楽しみもあって...。 やはり好む好まざる関係なしに、平日午前中の学校登校前と会社出勤前の気持ちを、大きく左右させてしまうだけに...。 しかもその日が、気を滅入らせてしまう描写と展開ならば、文句の一つや二つぶちまげてしまう気持ちになりかねないだけに!!!!!! いずれにせよ...。 1クール3ヶ月間放送の民放ゴールデンタイム以降の連続ドラマ主演と...。 2クール6ヶ月間放送のNHK朝ドラ・ヒロインとは...。 やはり、視聴者の年齢層の違いも加わって...。 多くの視聴者からの抗議の声殺到による精神的かつ肉体的負担の蓄積の度合いは、違うものですからね。

ただ...。 かの札付き脚本家・遊川和彦という名...。 ふと耳にするや...。 真っ先に思い浮かぶのは...。 やはり、ただでさえ人気漫画や人気アニメの安易な実写化作品の蔓延する中にあっても...。 「常にオリジナル脚本で勝負する」 数少ない脚本家の一人であること...。 企画プロデュース担当当時の2000(平成12)年1月12日水曜日より放送の日本テレビ水曜ドラマ『平成夫婦茶碗』で脚本家デビューして...。 のちの2004(平成16)年7月2日金曜日より放送の片山恭一原作・堤幸彦. 石井康晴. 平川雄一朗. 共同演出・TBS金曜ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』で、本格的に脚光を浴び始めた森下佳子の師匠格にあたる脚本家であること...。 この二つでしょうか? 師匠・遊川和彦が手段を選ばず大々的に打ち上げ花火を上げるだけ上げて、大いに脚光を浴びるだけとすれば...。 (2クール6ヶ月間・半年間の連続ドラマすなわちNHK朝ドラでは、結果として大々的に悪目立ちしてしまって...。) 弟子・森下佳子は、大々的に打ち上げ花火を上げることは同じでも...。 例え方々へ飛び散っての燃えカスとなってしまったとしても、一つ一つ丁寧に拾い上げて、きれいに使い果たす。 あの『あまちゃん』終了後の2013(平成25)年9月30日月曜日より放送のNHK朝ドラ『ごちそうさん』や、2017(平成29)年1月8日日曜日より放送のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』での、ダジャレまじりのサブタイトルや細かい伏線の放出や回収のように...。 悲しいかな、弟子が師匠を上回ってしまったことになるのかなあ。 それぞれの違いには、ついつい考えさせられてしまいます。 やはり、いいものは見たいものですからね。

前々年2019(平成31)年4月1日月曜日先負放送開始、5月1日水曜日大安の「令和元年」幕開け経ての、NHK朝ドラ100作目・大森寿美男オリジナル脚本『なつぞら』に関連してか...。 BSプレミアムでの『なつぞら』放送前には、あの伝説の橋田須賀子オリジナル脚本・NHK朝ドラ『おしん』再放送...。 本放送当時を改めて振り返ってみたとしても...。 たとえどれだけ、明治、大正、昭和、といった時代や価値観の転換と、ありとあらゆる長きにわたる波瀾万丈に晒されてしまった、とはいっても...。 やはり、胸糞の悪さばかりが残っただけ...。 あの1983(昭和58)年4月4日月曜日からの本放送開始早々より...。 良くも悪くも爪痕を遺してしまった、ということなのでしょうか? [ただ、あの1981(昭和56)年放送の「ホームドラマ大河」第1弾となったNHK大河ドラマ『おんな太閤記』を手掛けての好評以来、上り調子真っ只中にあった脚本家・橋田壽賀子の真意として、昭和天皇にお見せする心積もりだったこと。 おしんの誕生年を昭和天皇と同じ1900(明治33)年に設定したこと。 それぞれ知ってからは、いまだ何とも言えない気持ちにさせられてしまったまま...。] 特に、あの第20週・117回以降...。 かの関東大震災ですべてを失って夫婦と幼子で転がり込むことになった「佐賀編」は、異常なまでに突出してしまって...。 そう、ヒロイン・おしん(田中裕子)の夫の故郷・佐賀での嫁姑問題が...。 「佐賀県民のイメージダウンと佐賀県全体の風評被害を煽っている」 と猛抗議が殺到するまでになって...。 中でも、出産にまつわる前後の経緯に関しては、異常なまでに酷過ぎると言っても過言じゃなかったでしょうね。 第25週・第146回まで...。 本当に長すぎたかなあ。 ただ...。 だからこそ...。 やはり、「肥前の妖怪」との異名で知られる江戸時代末期の第10代佐賀藩主・鍋島直正の影は尾を引いていた、ということに? たとえどれだけ、西側真近にオランダと中国のみ交易の認められた「出島」があったとしても...。 たとえどれだけ、佐幕派・討幕派・攘夷派・開国派、全方位からの取捨選択による最善の道を探っていたとしても...。 たとえどれだけ、『まんが日本の歴史』(小学館)で手軽に目にする、討幕運動最後尾ならではの「薩長土肥」の構図に固定されてしまったとしても...。 たとえどれだけ、武士の魂である「葉隠」ならではの心構えがあったとしても...。 やがて...。 第37週・第217回。 1945(昭和20)年8月15日。 終戦の日。 第218回。 衝撃の報せ...。 第219回。 思いもかけない再会。 おしんの結論と総括...。 本当に大きすぎる。 もしや、かの"不幸ネタ"と"炎上ネタ"をウリとする、のちのNHK異色朝ドラ『純と愛』の曰くつきの札付き脚本家は、かの『おしん』佐賀編の猿真似とディフォルメ描写も意識していた???

この『2021(令和3)年』という時代の意識から...。 改めて振り返ってみること...。 あの1992(平成4)年4月13日月曜日より放送のフジテレビ"月9"ドラマ『素顔のままで』...。 翌年1993(平成5)年10月11日月曜日より放送の同局・同枠『あすなろ白書』...。 といった、かの1980年代後半のバブル景気の上り調子とトレンディードラマならではの浮かれ気分上々まま...。 「ラブストーリーの神様」といった御姫様気分上々のまま...。 ほぼやっつけ仕事同然に手掛けることになった、2018(平成30)年4月2日月曜日より放送の北川悦吏子オリジナル脚本・NHK朝ドラ『半分、青い。』は...。 やはり、脚本家自身の「道義的責任」が甚大!!!!!! と言っても過言じゃないでしょうね!!!!!! いわゆる男女関係ならではの惚れた晴れたの繰り返し...。 時には昼ドラ夜ドラ描写全開とも相まって...。 「家族は邪魔!!!」 「死んでくれ!!!」 といった売り言葉に買い言葉の暴言の繰り返しには...。 「朝から聞きたくない!!!」 といった非難の声が方々から上がって!!! イジメや不登校という重い問題を取り扱いながら、軽く流していることも然り!!! 肝心の魅せ場となるものが近づけば、ツイッターで「神回」とのつぶやきや本放送終了後の補足説明のくどいほどの繰り返し!!! 「作品から『神』を感じとるのは、"脚本家"ではなくて、"視聴者"のはずだ!!!」 などのような非難が方々から相次いで上がるばかり!!! それでも懲りることなく、脚本家は売り言葉に買い言葉の勢いのままのツイッターでのつぶやきの繰り返し!!! しかも、ツイッター上で自身への否定的な意見を見たくないために自らハッシュタグ「#北川プラス」をつけて応援コメントを送ってほしいとツイートしたことには、まさに「火に油」そのもので、NHKから厳重注意されるくらいに!!! トドメは、本放送終了直前に、あの2011(平成23)年3月11日金曜日発生の「3.11」こと「東日本大震災」を、やっつけ仕事のまま、ただの付け足し同然の扱い!!!!!! あの全国的な社会現象を引き起こした、1983(昭和58)年4月4日月曜日から1984(昭和59)年3月31日土曜日まで全297回すなわち丸1年間放送の橋田寿賀子オリジナル脚本・NHK朝ドラ『おしん』...。 特に、第19週・第114回中盤以降、1923年(大正12)年9月1日11時58分発生の「関東大震災」の生々しい描写...。 あれからもうすでに、丸97年半弱の歳月が過ぎて...。 同じく全国的な社会現象を引き起こした、あの2013(平成25)年4月1日月曜日から9月28日土曜日まで全156回放送、本放送当時としての宮藤官九郎オリジナル脚本・NHK異色朝ドラ『あまちゃん』...。 特に、第23週・第133回、2011(平成23)年3月11日14時46分発生の「東日本大震災」の描写...。 当初こそ岩手県北三陸観光協会長・菅原保(吹超満)の公私混同の個人的自己満足程度にしか思えなかったはずのジオラマづくりでの表現にとどめたのは、いまだ目に見えない傷痕を抱えている被災地周辺の人たちへの配慮の意味合いが大きかったのかも...。 それらの想いとは真逆に...。 かの『半分、青い。』では!!!!!! ヒロイン(永野芽郁)の親友(清野菜名)は、津波で死亡とのただの伝聞のみ!!!!!! 「震災である必要性がない!!!!!!」 「いわゆる『お涙頂戴』でしかない!!!!!!」 「震災描写が適当!!!!!!」 「問題の1つとしてしか扱っていない!!!!!!」 「展開が強引すぎる!!!!!!」 などと激しい批判が相次ぐことの繰り返し!!!!!! 現に、「NHK月刊みなさまの声2018年9月分」によれば、東日本大震災の描き方や看護師の対応についての厳しい意見や疑問が228件寄せられることになってしまうありさま!!!!!! 本作クランクアップ後のインタビューで、永野芽郁は演じたヒロインを...。 「人間力があふれている人」 と好評する一方...。 「友達にはなりたくない」 「友達の友達くらいがいい」 まっ、いずれにせよ、バブル景気とトレンディードラマを忘れられねえトコトンふざけまくった輩は!!!!!! かの北川悦吏子と同様!!!!!! 特に、かの新型コロナウィルスの危険性そっちのけでの沖縄旅行、女と懇ろ(?)になった果ての感染で、大叩き真っ只中の石田純一といったトレンディー・ゲロブタヤローは!!!!!! やはり、異常なまでにあらゆる他の人たちの心の痛みに鈍感、といっても過言じゃないでしょうね!!!!!! 本当に何度も何度も考えさせられてしまいますよ。 いいことは、いいものは、やはり末永く心の奥深くまでとどめておきたいものですからね。