夏の高校野球群馬大会は27日決勝戦が行われ、ノーシードから頂点を目指す前橋育英と春夏連続の甲子園出場を狙う健大高崎が対戦しました。
去年の独自大会で優勝した桐生第一や第一シード・関学大附属を下すなどノーシードから勝ち上がった前橋育英。一方の健大高崎は、準決勝で、チームの持つ最多ホームラン記録9本に並ぶなど強力打線が自慢です。
4回まで育英の先発・外丸にノーヒットに抑えられていた健大は5回裏、1アウトから、5番・高村がフォアボールを選び、初めてのランナーが出塁します。6番・堀江は送りバント。初球を上手く転がし得点圏にランナーを進めます。打席には、7番・吉里、健大が先制点を奪います。
一方、チャンスを作るもののあと1本が出ない育英は8回表、ヒットとフォアボールで出塁したランナーを2塁1塁に置き、ここまでノーヒットの4番・キャプテン皆川。終盤8回、キャプテンの一打で育英が同点に追いつきます。その後両チーム無得点で試合は、今大会4試合目の延長戦に突入します。
延長12回表、育英は、この回先頭の2番・佐藤が3塁線を鋭く破るツーベースヒットで出塁します。打席には、3番・2年生の岡田。捉えた打球は、ライトスタンドに飛び込む大会第28号の2ランホームラン、育英が3対1とこの試合初めてリードを奪います。育英は、このあとも、2本のタイムリーが飛び出すなど打者10人の猛攻で一挙5得点試合を決定づけます。
そして迎えた延長12回裏、健大高崎は、5番・高村がセンターフライ、6番・堀江もショートフライ、7番・吉里もライトフライに倒れゲームセット前橋育英がライバル健大高崎を6対1で下し、5大会連続6回目の甲子園出場を決めました。
夏の全国高校野球選手権は、来月9日に開幕、組み合わせ抽選会は、来月3日、オンラインで行われます。
26 июл 2021