大相撲のお話　元NHKアナウンサー杉山邦博さんにじっくりとお話を伺います 

テレビで一生懸命に探すひとは「杉山さん」です。 お元気だとしるとホッとして「相撲中継」に見入る８５歳でした。杉山さんに乾杯！！

杉山さんにお話をうかがう前に聞き手はもっと勉強しないと。杉山さんからもっと興味深いお話を引き出せるはずなのに。これから貴重なコメントが出るぞ、というところでいらんこと喋りすぎ。例えば青梅街道の話、日大の合宿所、花籠部屋、二子山部屋はご近所の距離にあった。輪島の入門前、日大の学生時代、貴乃花は十枚目の力士だった。ところが稽古で関取の貴乃花が学生の輪島に負けてしまった。業を煮やした二子山親方が「まわしを黒に変えてこい！」と一喝した話を杉山さんはしたかったはず。ところがこの聞き手は「パンチパーマでしたよね」などと水を向けるものだから「パンチパーマの入門力士」という話で終わってしまった。大鵬引退後、断髪式直前に杉山さんと一緒に撮った写真も「引退間際」などととんちんかんなコメント。体つきを見ればたとえ髷を結っていても現役の力士の体ではないと見る人が見ればわかる。誠に惜しい対談であると思う。杉山さんは過去の著書で、「聴き手は絶対に知識をひけらかしたらダメ」と書かれています。この聞き手は今回の著書以外の杉山さんの著書を熟読されたのでしょうか？