【2001年2月23日初回放送】ゲストはこの番組２回目の登場となった奥田瑛二。即興ドラマの設定は「うらぶれたホテルの一室」である。スタジオには古いシティホテルのツイン部屋が用意され収録開始となった。
奥田瑛二は本番直前まで１５分間瞑想をした後、見るからに恐怖感を漂わせる衣裳で現れた。しかも現在の奥田の髪は、出演中のドラマや映画の関係から、坊主頭である。大人２人の妙な雰囲気でのジャンケンの結果、奥田がホテルの部屋で板付き、鶴瓶が入って来るということに決定した。奥田が部屋で女性を待っているところに仕事でやってきた鶴瓶が入って来る。
「なんだー、お前だれだー。」と迫力のある奥田の名古屋（春日井）弁。鶴瓶は、気の弱そうな真面目な人間である。「あのー、フロントでこの部屋だって言われて来たんですけど・・。僕は仕事で出張してきたんですが、会社でこっちの職員の同室の人が居るって言われて・・・。」「お前、なにごちゃごちゃ言っとるんだ！俺はよー。女を待っとるんだがや！なんでお前が来るんだ？！」とふてぶてしい態度で部屋の電話を取った奥田はフロントに抗議の電話をする。その仕草といい言葉使いと言い、関わるとまずい雰囲気の典型的なタイプである。そそくさと部屋を出ようとする鶴瓶を何故か奥田が引き留める。
「まあまあ、ここで会ったのも何かの縁だがね。まあ、座って話しでもしてきゃー。」鶴瓶は何とか逃れようと、「いや・・。僕仕事で来てますんで・・。あの・・」とやんわりと断るのだが、「何？こらー！」と凄まれると従ってしまう鶴瓶。奥田は、「俺はよ。今、ある所から出て来たばっかりでよ。久しぶりに女を呼んで、ここで待っとるんだがね。」と如何にも出所したての男である。
ところが、話が展開すると奥田は、うだつの上がらない中途半端な人間。お坊さんになる修行のために寺に入ったのだがそれも途中で挫折したと言う。奥田が出て来た「ある所」とは寺のことだった・・。鶴瓶は自分の仕事一筋の経歴を後ろ盾に奥田を下に置いてペースを引き戻そうとするのだが、奥田には通用しない・・。それどころか、寺で経験した『男の世界』を武器に鶴瓶に迫る。
『演技に入ったら男同士でも何でも平気でやってのける奥田瑛二』である。案の定、本気で口づけを交わす勢いである。奥田の目はうつろになり鶴瓶を触り始める。何とか逃れようとするのだが、いざとなると猛烈な勢いで凄む奥田。鶴瓶は、恐怖のあまり「はい！わかりました。します！」と言ってしまう。
普通なら逆に引いてしまうのだろうが奥田は、その台詞を聞いて更にヒートアップする。「ひとつだけ教えてください。」と鶴瓶は、懇願する。「あなたは、するほうですか？される方ですか？」「誰でも最初は、される方だがね・・」鶴瓶、何故か安堵の表情。それは「されるのは、絶対に嫌！」ということらしい・・。鶴瓶危うし！というところでスジナシドラマは終了した。
「アカデミー主演男優賞ほか各賞総なめの奥田瑛二がなんであんな狭い幅に入っていくねん？信じられへんわ！アホか！」と奥田を攻撃するのだが、「狭い所に自分を追い込むのが好きなんだねー。」と笑っている奥田。「あんたホンマにキスするつもりやろ？」という突っ込みにも「そりゃ、ああなればブチューといかなきゃあね」と普通に答える奥田瑛二であった。
【動画チャプター】
00:00 オープニングトーク
05:33 即興ドラマ本編
19:18 アフタートーク
🎬鶴瓶のスジナシ
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23 июл 2024
