宇多丸が映画「ソーシャルネットワーク」を激賞！『スゴい映画』 

フィンチャー映画はとにかくテンポがいい、テンポが気持ちいい。 それとあと、私は予備知識なしでオープニングでハッと気づいたが、 ドラゴンタトゥーやゴーンガールでもそうだけどレズナーの音楽が最高にマッチしていて素晴らしい化学変化が起きている。

史実は知らんけど、 主人公の「ガチで陰険で嫌な奴だけど天才」感、 主人公の唯一の友だちの 「良いやつなんだけどあんまり役に立たない」感が、切なかったな…

これ音楽がいいんだよな。劇中のBGMももちろん、予告でレディオヘッドのCREEPの合唱アレンジが流れるのもいい。

ジェシーアイゼンバーグはこういう役まじでハマるよね笑 ゾンビランドもめちゃくちゃハマってたし笑

デビット・フィンチャーらしい淡白だけど情熱的な人間描写が小気味の良いユニークな映画ですよね。 EDシークエンスでのビートルズのベイビーユアリッチマンが作風に最高にマッチしていて、あのシーンだけでも視聴の価値ありって感じです。

エンジニアがどうとか言ってるメールがまったく意味不明だったな

宇多丸さんも言っている通り、本作の意図は史実再現ではない。原告側の主張を元にした本をベースに映画用に脚色されているため、原告側に有利かつ真実では無い部分が多い。とは言え、それらの背景を知らない・興味がない人からすれば、単純にネガティブイメージを抱くため、ある種ザッカーバーグ・Facebook側は被害者に近い映画となっている。最終的にはウィンクルボス陣営とエドワルド陣営の両原告側が多額の和解費用を勝ち取っているが、実際にコーディングしたわけではなく、単なるアイデア出し（ウィンクルボス）や、数万ドルの初期費用と学生の勘違いCFO（エドワルド）にしてはあまりにも欲張りな内容。劇中で「僕がソースコードを盗んだか？」とザッカーバーグが畳みかけるシーンがあるが、それは単なるアイデアだけでは実際のサービスにはならないという主張からだ。かつ、ウィンクルボス側が意図していた”ハーバードコネクション”とFacebookは全くの別物である。共通しているのは、harvard.eduアドレス保持者しか使えない、学校関係者限定でスタートという排他性だけである（そのアイデアも当時既に画期的なものではない）。そもそもFacebook以前からマイスペースやフレンドスターをはじめとしたSNSはアメリカ中で流行っており、Facebookはそれらの上位互換として、同時期に流行していた他社を戦略的に圧倒しただけであって、アイデアを盗まれた、というのは筋違いなのだ。また、エドワルドも会社運営としての大きな役目は果たせておらず、自身の存在意義を出したいがために時期尚早の収益化を図ろうとするなど、ザッカーバーグの期待と戦略的な方向性と一致していなかった結果によるものだ。ザッカーバーグの人間性に関しても、宇多丸さんが「そこまでではないのでは？」と言う通り、”友達のいないナードで嫌なやつ”というのは映画用にキャラ立ちさせるための脚本からであり、実際の人間性とかけ離れている部分が多い。完璧な人間などいないし、嫌な部分は誰しも持っているものだが、そこが目立つ見せ方になっているため視聴後に「嫌なヤツだ」と単純に受け取る人が出てしまうのは残念ではある（読解力の問題ではあるが）。ただ前述の通り本作の本筋はソコではないし、脚本、音楽、編者、映像、演技どれをとっても高次元の映画であり、世界中にインパクトをもたらしたサービスの立ち上げ～急拡大を映像として観れるのは純粋にワクワクする。宇多丸さんの評論にしても、客観的かつフラットであり制作者側の意図にかなり近い部分を解像度高く言語化していると感じる。数ある評論の中でも読解力と表現力に舌を巻く解説だった。

宇多丸師匠は映画の悪口を言ってる時の方が輝いてる。

8:55

やっぱり世の中、最後に着地するのは金か‥‥と確認した、悲しいやら、さびしい思いのする映画だった。

映画としては素晴らしかったが、何より主人公がキモすぎて、共感どころかFacebookに対する嫌悪感しか募らなかった。こんなにも主人公の魅力が全くない映画ってあるんだ……見てて気分が悪かった。

KOKOUってなに？

ずっと聞いてたら事実と違うところずっと解説してるだけやんけ 映画の感想をもっと言ってくれよ

宇多○さんの映画評論で一番いい気がする。 凄いフラット。でもホントに良い映画は部分的にこうなると思う。

べつに賞賛するならもっと上手い奴は沢山いる 酷評してこその宇多丸