7日に投開票が行われた東京都知事選で、投票終了の午後8時に小池百合子氏の「当選確実」の一報が流れると、JR新宿駅近くの選挙事務所には支持者の拍手と歓声がわき上がった。ほどなくして現れた小池氏は「都民の力強い支持で、3期目の都政のかじ取りを任せていただいた。ますます重責を痛感する」と感謝を述べた。
出馬表明は告示8日前。当初は、その2週間前の都議会開会時の表明を模索したが「政治とカネ」の問題で逆風の自民党と小池氏を結びつけようと企図する蓮舫氏が先に出馬表明したことで見送り。国政と連動した一騎打ちの構図に当てはめられることを避け、主導権を握ることに徹した。
選挙戦は公務優先で展開。自民、公明は、政党に準じた選挙運動ができる「確認団体」に参加する形で陰ながら支援。立憲民主党の支持母体である連合東京の支持も取りつけて着実に基礎票を固め、他候補を圧倒した。
小池氏は3期目について「災害などから都民の命と暮らしを守っていく首都防衛に、許される時間(猶予)はない。スピードアップして全身全霊で対応したい」と抱負を語った。
6 июл 2024