岸田総理大臣は、NATO＝北大西洋条約機構の首脳会議や、ドイツとの首脳会談など一連の日程を終えて帰国の途につきました。期待する成果は上がったのでしょうか。同行する白石記者の報告です。
白石記者：
岸田総理はNATO首脳会議などの場で『ヨーロッパとインド太平洋地域の安全保障は不可分だ』と繰り返し訴え続けました。そして日本とNATO間での新たな連携策を打ち出すなど一定の成果があったと言えます。日本とNATOの間で秘匿情報を共有するホットラインの開設に合意するなど安全保障分野での連携強化を確認しました。一方、岸田総理とドイツのショルツ首相との会談では半導体や重要物資の確保など経済安全保障の分野で日本とドイツが協議する新たな枠組みを創設することで合意しました。外交では成果を着実に重ねている一方、国内では国政選挙や地方選挙で負けが続き岸田総理の責任論が出始めています。9月の総裁選に向け反転攻勢に打って出られるかが、今後の課題となります。
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12 июл 2024
