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大阪地裁で午後３時から天満のカラオケパブ経営者に対する殺人の罪に問われた男に判決が言い渡されました。
ひげをそり半袖ポロシャツ姿で現れた宮本浩志被告は「懲役２０年」の判決を、前を見つめ落ち着いた様子で聞いていました。
この事件では、去年６月、大阪・天満のカラオケパブで２５歳だった経営者の稲田真優子さんが首や胸を刺されて殺害されているのが見つかり、その４日後に常連客の宮本被告が逮捕されました。
これまでの裁判で検察側は被告の靴やスーツに稲田さんの血液がついていたこと、現場に結婚指輪が落ちていたことなどを証拠として示し「残忍で悪質な犯行」として「無期懲役」を求刑しました。
一方、弁護側はこれまでの証拠では第三者の可能性を排除しきれないとして無罪を主張していました。
判決は懲役２０年だったのですが、被告の口からは稲田さんを殺害したかどうかは語られず、裁判でも「死刑にしてほしい」などの発言があっただけでした。
裁判長は今日の判決で、検察側が主張した服や靴についた血の跡や稲田さんを縛った粘着テープについて犯行の証拠だと認め、
「被害者に落ち度はなく、身勝手で無慈悲で残酷な犯行。被告には反省の態度がみられない」とし、懲役２０年を言い渡しました。
さらに最後、被告に対して「あなたには難しいかもしれないが、遺族の気持ちを考えて。あなたにも家族がいるでしょう」と締めくくりました。
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19 окт 2022
