「紺屋高尾」と同工異曲の郭噺だが、何故か5代目志ん生以来、古今亭・金原亭系は「幾代餅」を演じてきた。「紺屋高尾」は花魁と会うための金を主人公が貯めるのに三年かかるが幾代餅」では一年、という辺りに「志ん生の求めてリアリティー」があるのかもしれない。志ん朝もよく演じており、「演目を出していない落語会」ではこれと「二番煎じ」が非常に多かった。
5 окт 2024