確か、84年のヒット曲だったでしょうか(あとで知りましたが、リリースされたのは77年だったようですね)。当時、高校2年でした。土曜日の夜は小林克也さんの「ベストヒットUSA」を観ていた頃で、洋楽ロックばかり聴いていて、アイドルの歌謡曲を聴いてる奴は軟弱な奴なんて考えていた、世の中を知らない生意気な高校生でした。しかし、「ベストヒットUSA」でオンエアされ、いい曲だなぁと思い、ずっと頭の片隅に残っている曲です。英語が得意科目だったにもかかわらず、最初は「I've never been to me」の意味がわからず、「ベストヒットUSA」のオンエアでの日本語訳の字幕で「ジョージアやカリフォルニアにも行ったけど、本当の自分を見つけられていない」と出ていたにもかかわらず、まだ意味がわかっていなかった自分。メロディがきれいなだけでなく、歌詞にも深い意味があると知ったのは、何年も後でした。