昭和45年　東　濃 

「東濃」を横断して走る中山道は、江戸時代に作られた主要な道路で、宿場のあった町々は遠いむかしのおもかげをとどめている．当時、大名往来のほかに、商品の流通路として重要な働きをもったこの街道は、東濃地方に多くの歴史を残し京や江戸のはなやかな文化をもたらした。長い伝統と良質の陶土に恵まれ、日本屈指の窯業地として栄える東濃西部。清涼な空気のなかで、精密工業や電気産業などが生産を高めていく東部、美しい風土東濃は、いま、中央自動車道の建設によって、大きく生ま変わろうとしている。