松魚売（かつをうり）中のえみ（５歳）日本舞踊 

松魚売（かつをうり）中のえみ（５歳）日本舞踊
大河寛十郎師籍六十周年記念　大河流舞踊　第十八回　大河会
令和四年四月三十日（土）東京浅草公会堂ホール
常磐津　松魚売　（かつをうり）
常磐津【松魚売】（ときわづ　かつをうり）
解説
天秤棒を担いで、「かつを、かつを」と威勢のいい声で江戸の町を売り歩く元気のいい男の子の役を、「この方が格好いい？」「しっかり止まれている？」と自分なりに考えながら一生懸命取り組んでいます。。
目に青葉　山ほととぎす　初鰹　山口素堂
初夏の頃、目にも鮮やかな新緑と　美しい鳴き声のほととぎすそして江戸っ子が待ちに待った初鰹。視覚の青葉、聴覚のほととぎす、味覚の初鰹、いずれも江戸っ子が大好きな夏の風物詩。
初鰹とともに活気付いて、ますます賑やかな季節を迎える江戸の様子を想像してお楽しみください。
〽︎目に青葉　山時鳥　てっぺんかけて〜
かつを　かつをと売る声も　勇み肌なる中っ腹、
五十五貫もなんのその　河岸の相場は半銭でも
負けぬ江戸っ子、水道の水に洗い上げたる生担桶の
生きでいでもの　算盤尽なら　よしなんし
〽︎振番頭さん　そんなその　鉢巻きさせるじゃ　ごんしない
知らぬ気負いの兄さんを　見損なったか闇雲に
高くとまった　お堂の鴉
〽︎見得も飾りも瓢箪も　値切っちゃいけねえ提げ銭で
〽︎これでも晩にゃお客さん　冷やかし数の子　声がすりゃ　
長屋の姐やが飛んで出る　
〽︎蝶々のかんざし三ツ大に　打ち返させた　ぐいきまり
好いた勢いじゃないかいな
〽︎何の男は百貫だ　精出せ　そこだせ　商い大事　
得意旦那は八百八町八千八声はほととぎす
初という字を勇みにて〜
のえみ　菊づくし
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